フジヤマチェンジャー公開! 静岡ホビーショー2014まとめ(1) #mini4wd
2014.05.15静岡ホビーショー2014から、ミニ四駆関連の情報をレポートします
フジヤマチェンジャー
ついにヴェールを脱いだ新セクション、フジヤマチェンジャー。
セクションの基本部分はスプリンググランプリでも使われている立体レーンチェンジと共用で、実質的な新規セクションは1レーン分のクリアチェンジャーとその橋桁部分のようです。
高低差はアイガースロープより一回り大きい300mm。
チェンジャーの素材はアクリル製で、フェンス高は通常セクションの50mmより高く目測75mm前後といったところ。
アクリルというとクリアーブリッジやウェーブセクションver.2を思い出しますが、このチェンジャーのアクリル板はそれより薄く通常セクションの2/3程度の厚みしかありません。感覚的には市販3レーンJCJCのフェンスと同じくらいでしょうか。
フジヤマチェンジャーは一枚のアクリル板を曲げて制作されているためかフェンス部分に若干歪みが出ているようです。
登りながら旋回するという形状も影響し、カーブの外側フェンスが気持ち外に広がるように曲がっているようにも見え............
き、気のせいだと、いいな。
さらに良く考えるとこのレーンチェンジは1レーンしかなく、外側に補強がしてある様子もない。
これ...勢い良く飛び込んだらフェンスが外に広がりませんか?と聞いてみたらやはり「それなりに広がる」とのこと。
なんでも、一部は噂されていたフジヤマチェンジャー頂上の「フタ」は、フェンスの広がりを押さえる目的もあるそうで。
この「フタ」、展示されていたフジヤマチェンジャーにはありませんでしたが実際の使用に関してはまだ未定との事。
アイガースロープ以上の急勾配×ツルツルアクリル板×力が逃げる歪んだフェンス......
これはローラーのスラスト云々で抑え込めるシロモノなのか?
...気を取り直して、今度はスプリンググランプリでレーサーを悩ませた「チェンジャー入り口」を見て見ましょう
上が通常の立体レーンチェンジ。
下がフジヤマチェンジャー。
通常の立体レーンチェンジの方は、入り口のフェンスに段差が出来ています。
スプリンググランプリでは少しでもマシンの進入がズレるとこの段差にフロントのスタビやらローラーやらを引っ掛けまくって大変なことになっていました。
一方のフジヤマチェンジャーは滑らかな曲線に処理され、ひっかかりはかなり低減されそうです。
さらにフジヤマチェンジャーはスロープ入りのスパンを長めにとってあり、床の局面もなだらか。
これなら、入り口部分に無慈悲に嫌われる事は大幅に減りそう。
細部まで見れば見るほど、フジヤマチェンジャーはローラーセッティングよりまずブレーキが鍵を握りそうだなと感じます。
タミヤスタッフさんも「ブレーキ大事」と言ってましたし、ジャパンカップまでにブレーキテクニックを磨いて備えておきましょう!
つづく