Honda SNS 3周年感謝イベント訪問レポート(1)~Hondaの原点~
2014.04.25Honda 本田技研工業(株) - タイムラインの写真去る4月19日(土)、ツインリンクもてぎにてHonda SNS 3周年感謝イベントを行いました^^ Hondaの原点講演、ハローウッズでのランチ、バスに乗ってのロードコース走行、そして最後にスペシャルガイド付きコレクションホール見学と、もりだくさんの一日になりました。
今回ホンダの広報さんにお声がけいただき、Honda SNS 3周年ありがとうキャンペーン・ツインリンクもてぎ見学ツアーにブロガー・いしたにさんと一緒にお邪魔してきました。
いしたにさんの記事はこちらから
ツインリンクもてぎ見学ツアー前編:ホンダの原点講演と本格派すぎるオートキャンプ場「ハローウッズ」にびっくりした:[mi]みたいもん!
ツインリンクもてぎ見学ツアー後編:ホンダコレクションホールの中身が充実しすぎて時間が足りない:[mi]みたいもん!
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私とホンダの出会い
ホンダ、ホンダ、ホンダ。
ホンダといえば私にとっては思い入れのあるメーカー。
というのも初めて免許をとって、といっても原付ですよ原動機付き自転車。その原付免許を片手に上野の中古バイク街に行って買ったのは、規制前7.2馬力仕様のMBX50。スピードメーターが90km/hまでふってあって、制限速度の30km/h以上は全部赤く塗ってあると言う、実にメーターの 2/3がレッドゾーンという意味が分からない、いやよく分かるもの。
このMBX50は当然2スト、バラの香りのオイルを白い煙としてまき散らしながら、パラパラパラーと快調に走っていたわけです。で、すぐに捕まります、白バイに、パトカーに、そしてあっという間に免停。
こりゃ原付じゃいかん! あいつら、原付だけターゲットにして捕まえてる! と思った私は中型自動二輪の免許を取るわけです。そこで買ったのは、
デュアルパーパス AX-1
250cc単気筒、水冷DOHCでNSシリンダー採用でスムースに吹けあがるエンジンは快調快調。スピードメーターは140km/hまで刻んであって、加速と巡航性能は原付とは比較になりません。早速北海道に2週間以上のツーリングキャンプにでかけたほどです。当時バイクといえば北海道ツーリングが定番で、ミツバチ族と呼ばれるバイク軍団がこぞってフェリーで北海道を目指したのでした。
楽しい北海道ツーリング、あのときの興奮はいまでも忘れられません。
しかし楽しいバイクライフは長くは続きませんでした。事故で大腿骨骨折、2ヵ月の入院、入院2回、全治1年半、そして留年もセット。
やっぱ2輪は危ないよね、倒れるしぶつかるとすぐ怪我するから。という思考回路で4輪に転向、峠を走っていたのですが事故が怖くて攻めることもできず。技術を磨くならモータースポーツがいいということでジムカーナ競技をGA2シティで開始。
シティは2台乗り継ぎ、EK9シビックタイプRにステップアップ。色々苦労しながら、特にタイヤと足回りのセッティングはがむしゃらにやってましたが成績は出ず。結局NY留学を機に活動休止。
競技はやめたものの、前からどうしても欲しくてたまらなかったS2000を結婚を機に入手。そのS2000は昨年は廃車の危機を迎えながらも見事に復活、13年たった今でも健在です。
さらにツインリンクもてぎといえば、サーキットライセンスを取得したり、ロードコースをシビックタイプRで走ってMR2を抜いたり、S2000に抜かれたり(だからS2000が欲しくなったというキッカケ)、マルチコースや北ショートコースを走ったりと思い出深い地でもあるのです。
というわけで、昔話が長くなってしまいましたが、ホンダとツインリンクもてぎはとても思い入れがあるのですよ! そりゃお声がかかれば、ふたつ返事で行くわけです。
ロードコース・バスツアー
そのロードコースのフルコースを今回バスツアー、しかもコースの解説付。ああ、なんて贅沢なのでしょう、走ったのは東コースのみだったのでフルコースは初めての経験! その模様は動画でどうぞ。
このバスツアーの前後はフリー走行、バイクがブンブン走りまわっていました。楽しそうだなあ、やっぱり2輪いいよなあ。
ツインリンクもてぎ | TRMC-S会員情報 | 入会区分・料金
このようにサーキットライセンスを取得してフリー走行することができますが、サーキット・クルーズでは先導車に続いてマイカーでサーキットを走行することも可能。
ツインリンクもてぎ | サーキット・クルーズ| トップページ
コース上で記念撮影もでき、普通は立てないサーキットに愛車を並べて写真をとるのは格別ですね。私たちの記念撮影の模様は後日ホンダのSNSで公開されることでしょう。
Hondaの原点
このバスツアーに先立ち、ホンダコレクションホールではホンダの原点のプレゼンテーションがありました。これは本来ホンダの社内研修用、ホンダのDNAを創業者や歴史を知らない社員に向けて情報共有するという主旨のもの。それを今回特別に見せていただけました。
何がすごいかというと、そもそも会社内に「総務部・原点ライブラリーブロック」という専門の部署があり、著書から映像、資料をライブラリとしてまとめてイントラネットで自由に参照可能というのです。
これがいかに大切なことか、それは時を同じく創業して世界企業となったソニーに務めていた経験からいうと対照的。カリスマ創業者が去ったあとのサラリーマン企業がどのような行く末を辿るのかを考えると、今のホンダが再びF1に参入し、NSXやビート後継S660を出すといった、活気を取り戻していることでよく分かります。
ホンダももともとはトップダウンの会社。従業員は何をしているのか、どこにいくのかも分からずトップについて行っただけでした。それが会社が大きくなるにつれチェンジをしていき、最終的には創業者が去った後でもホンダ・スピリッツを継承しよう、していこうという取り組みには本当に賛辞を送りたいと思います。
そのホンダ・スピリッツの真髄は本田宗一郎の言葉にあり、技術力、先見性だけではなく高い人間力に裏打ちされてのことだなあと、改めて感動しました。そうなんです、単純に私はホンダファンなのです。
だからこんな貴重な資料や映像、そして1時間半に渡る名調子での解説は本当に嬉しかったです。こんな機会を下さってありがとうございます!
(後編につづく)