REは死なず。レンジエクステンダー(発電機)として電撃復活
2013.12.25次期 RX-7の噂は出てきたり、消えたりとなかなか実現は遠そうですが、ロータリーエンジンが発電機として再び注目されています。
ロータリーエンジン発電で航続距離を2倍にした「マツダ RE レンジエクステンダー」 / 「16X」の開発成果が盛り込まれた330ccの新型ロータリーエンジン - Car WatchRE レンジエクステンダーは、デミオEVにロータリーエンジンと一体になったレンジエクステンダーユニットを搭載した車両と言える。レンジエクステンダーユニットは、デミオEVのリアアンダーフロア下に配置されるほどのコンパクトな仕上がり。このコンパクトさを実現するために新開発されたのが、水平配置可能なよう設計された330cc×1ローターの新型ロータリーエンジンだ。
ロータリーエンジンが発電用の動力に選ばれたのは、マツダを象徴するエンジンということもある。しかし、マツダのスタッフによれば、それ以外にも明確なメリットがあり、「静粛性に優れている」「エンジンがコンパクトである」ほか、ロータリーエンジンの燃料対応力の高さがあるとする。
米国で起きているシェールガス革命をはじめ、世界各国ではガソリン以外のLPGやCNGなどの燃料の利用を増やそうという動きがある。それらに対応するグローバルモデルとするためには、マルチフェールのポテンシャルが高いロータリーエンジンは有利なのだという。
発電は、最高出力22kW/4500rpm、最大トルクは47Nmくらいというロータリーエンジンで、定格出力20kWのジェネレーターを駆動することで行う。ジェネレーターを高効率に駆動するため、ベルトを用いてエンジン回転数の2倍で駆動。これにより約5%の効率改善を実現したという。
ロータリー、ヴァンケルエンジンは Audi/VWグループがレンジエクステンダーとして使用するといった情報が数年前に流れました。
電気自動車試乗まとめ:技術は時代に翻弄される - [の] のまのしわざハイブリッド自動車、レンジエクステンダーといった技術で使われる発電用エンジンで再び軽量コンパクトでシンプルなロータリーエンジンが着目されています。
【ジュネーブモーターショー10】アウディ A1にプラグインHV...ロータリーエンジンで発電 | レスポンスバッテリー残量が少なくなると、発電専用のエンジンが始動。アウディはこの「レンジエクステンダー」に、ロータリーエンジン(アウディは発明者の名前を取って、ヴァンケルエンジンと呼ぶ)を採用した。排気量わずか254ccのシングルローターエンジンは、最大出力20ps/5000rpmの性能。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給すると同時に、バッテリーを充電する。燃料タンク容量は12リットルだ。
その後マツダと技術提携の報道がありましたが、今回マツダがそれに先駆けてロータリーエンジンをレンジエクステンダーとしてコンパクトなユニットを作りあげたのは興味深いことです。
マツダとアウディ、ロータリーエンジンで提携か | レスポンス
熱烈なるロータリー派からは
- ロータリーの技術が燃費のために生きるなんて、胸熱
- よいこなロータリーにはそそりません。バンバン火を吹きながら、9000オーバーまでぶんまわって、アイドルは1500とかそんなのが好き
と賛否両論。
ただメカオタクとしては、水平に回るコンパクトなロータリーというのは、機構的にそそられますね。
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