【写真】ブルーインパルスにF15/F2が舞う、入間航空祭2013レポート
2013.11.08 寄稿者: kariya (元記事)飛行機を見に行ったのか人間を見に入間に行ったのかどっちだったんでしょうね?
航空自衛隊入間基地(埼玉県)で行われる入間航空祭は駅から徒歩1分、基地の中にある臨時改札だと徒歩0分という驚きの交通の便の良さもあり毎年多くの人でにぎわいますが、今年は東横線から西武池袋線への直通開始、TBSのテレビドラマ『空飛ぶ広報室』の放送、三連休の中日という絶好の条件も重なり、なんと昨年比+10万人と過去最多の32万人の賑わいとなりました。
入間基地には戦闘機部隊がいないため、航空祭での展示飛行も目玉のブルーインパルスはもちろんですが輸送機、練習機が中心です。
普段は裏方で縁の下の力持ち、飛行点検隊 YS-11から展示飛行開始です。無線航法装置や計器着陸装置等の動作確認のため全国の航空基地を飛び回っています。
入間名物、自称『シルバーインパルス』というT-4中等練習機のアクロバットを毎年楽しみにしている人が多いようです。
なんとパイロットの平均年齢が50代!過去にF-4/F-15/ブルーインパルス等を飛ばしてきた超ベテランパイロット集団なんです。いぶし銀ですねえ。
CH-47J チヌーク 輸送ヘリコプターの飛行展示では今年もDJが軽快なトークを披露していました。輸送ヘリの性能を北斗の拳やドラえもんで例えるとかどうなの!
C-1中型輸送機が5機編隊で飛び回り、空中で機体を60度以上傾けての急旋回や滑走路の1/4しか使わない短距離着陸を披露して観客からどよめきと喝采を受けていました。陸上自衛隊の精鋭、空挺部隊によるC-1からのパラシュート降下も見ものです。輸送機をあんなに横転させたら荷物はどうなる?
目玉のブルーインパルス アクロバット飛行は昨年演技中に鳥が機体へ衝突したためそのまま中断となり今年の演技が期待されていましたが、演技開始後30分程で他機(ドクターヘリ?)が飛行エリアに侵入したためしばらく空中待機後に今年も中断ということになってしまいました。また来年に期待するしかありませんね。
観客の鬱憤を晴らすかのようにトリをつとめるF-15と帰投するF-2戦闘機がアフターバーナーを焚いて元気よく離陸していきました。
32万人という数字は周辺自治体の入間市と狭山市の人口を合わせたより多く、F1日本GPの3日間総入場者数の2倍、屋内イベントでは最多を誇るあのコミケの一日の参加人数も遙かに超えています。基地の外で見ていた人たちを加えるともはやどのくらいになるのかよくわかりません。自衛隊だからと一般に想像されるような一部の人たちのためのイベントではなく普通に家族連れが楽しむ大きなお祭りでした。池袋から電車で40分程度と本当に交通の便が良いので、人数の多さにひるまず来年の11月3日に入間で空を見上げてみてはいかがでしょう。
ブルーインパルスの展示飛行はこの後もかなりの回数が予定されています。
2013年度 ブルーインパルス・イベントスケジュール
11月10日(日) 茨城県坂東市 岩井将門まつり
11月17日(日) 福岡県 芦屋基地 芦屋基地航空祭
11月24日(日) 岐阜県 岐阜基地 岐阜基地航空祭
12月 1日(日) 宮崎県 新田原基地 新田原基地航空祭
12月15日(日) 沖縄県 那覇基地 エアーフェスタ2013
青空に映える白い航跡を見るとはまりますよ!私は岐阜基地航空祭でもう一度見てくるつもりです。
[写真引用元:kariya's Flickr &tnoma's Flickr]