・海　・ボート

ヤマハ・シースタイル・ジェット試乗体験で免許を取りたくなった！

2013.07.30

昔は船舶免許とセットになっていた水上オートバイ。運転特性が異なることなどから現在は明確に免許が分けられ、船舶免許とは異なる特殊小型船舶免許が必要なのでなかなか触れる機会はありません。丁度今回ヤマハ発動機が主催したシースタイル・ジェット試乗体験があるということで、参加してきました。

場所は霞ヶ浦の近く、利根川に面した水の郷「さわら」。利根川は波も少なくジェット推進のボートや水上オートバイには最適な場所です。川なので海と違って潮のべとつきがありません。

普通のスクリュー式ボートと違いジェット推進のため舵はなく、あくまでもジェット水流をどの方向にむけるかだけ。そのためスロットルオフでハンドルバーを切っても曲がらず、必ずスロットルを開けながらハンドルバーを操作しないと思う用に水上オートバイが曲がってくれません。舵が効かない、というのはジェット推進の要注意ポイントです。

そのかわり一度スロットルを全開にすると、小型で軽い水上オートバイは一瞬のうちに加速、あっという間に最高速度へと連れて行ってくれます。その速度、約90km/hオーバー！

この疾走感、爽快感、超速い、超楽しい！　やばい、はまる！

例えていうなら遊園地のジェットコースター的乗り物感覚。スピード＝爽快、みたいな。一方でその速度に恐怖感もつきまといます、それが「スリル」。バイクと違い水の上なので万が一ひっくりかえってもそうそうは怪我しないということですが、それでも最初のうちは慎重に。

元々バイクに乗っていた自分としては、水上オートバイのこの速度感はまるでバイクのようで、懐かしい感覚です。その様子は動画でどうぞ。

今回試乗できたマリンジェットは2種類。

左（赤）：MJ-FX 1800cc 180馬力
右（青）：MJ-VX 1000cc 100馬力（レンタル可能モデル）

MJ-FXの方は最高時速100km/hオーバー、まさに水の上のスピードキング。

この爽快感あふれる水上オートバイ、マリンジェット。これが気軽に借りられる会員制レンタルボートが「ヤマハマリンクラブ・シースタイルジェット」。

当然ですが、免許は必要です。費用は59000円ほど。

▼特殊小型免許取得までの流れ
・特殊小型（水上オートバイ） - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

免許がとれたらシースタイルジェットに入会、月会費 1500円でレンタルボート会員になれます。

▼ヤマハマリンクラブ・シースタイルジェット - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

入会料に初回ライディングスクール受講が含まれているので、安心。というのも、今回試乗したものでも90km/hオーバー出て、相当ヤバイです。運転に慣れてない人でもスロットルをあければすぐ出ちゃうのですが、出たあとの制御が難しいというか、慣れないとまさに波まかせ、ジェット任せ。これはちゃんと免許とって、講習受けてからじゃないと危険です。

スピードを出すのもいいのですが、水上オートバイに実は期待しているのはその機動性と小回り性。というのもここ霞ヶ浦は江戸時代、水上交通が盛んで、水路が張り巡らされているのですがその水路は比較的低い橋がかかっており、普通のモーターボートでは通行が厳しいのです。

▼佐原の町並み香取市商工観光課

そのためこの水路巡りをするためには水上オートバイが最適なのです。

今回乗った限りではスピードを出さなければ上半身に水がかかることも少なく、水着でなくてもTシャツ＋短パン程度で濡れずに乗ることができました。多少足元が濡れるのでサンダルか、ぬれてもいい靴がよいです。

水路をゆっくりいくのであればこの水上オートバイは濡れずに写真をとりつつ、巡ることができそうです。ちなみに3人乗り。