昔とは違う！　2.4GHzラジコンは最新技術で安心・安全

2012.06.26

昔のラジコンというと混信して、暴走するイメージがありましたが、もうそれは過去のこと。

（左：従来のコントローラ、右：最新2.4GHzコントローラ）

一見見た目は変わりませんが、一番の違いはアンテナ。右側の最新2.4GHzコントローラ（プロポ）は銀色の輝くロッドアンテナがありません。

アンテナがない、またはとても短ければ2.4GHzです。

そして左にある緑色の物体、これをクリスタルといって周波数バンドを決めるものですが、これが2.4GHzにはありません。周波数バンドが同じものだと混信、ノーコンで暴走することがあり、サーキット場では「バンド管理」といってお互いにかぶらないようにカードで管理します。

しかし最新の 2.4GHzはパソコンやスマートフォンで使っている WiFiと同じ周波数帯を使うもので、バンド管理不要、パソコンやスマートフォンが混信しないのと同じように、混信や暴走は皆無となりました。

万が一コントローラ（プロポ）側の電源を切っても、受信機側（ラジコン側）はそれを検知して自動的に止まる安全装置も備わっています。

ですから昔は「電波を出す」ことに細心の注意を払っていましたけど、今ではスマートフォンが電波を出し続けて通信しているように、気にする必要がありません。ぱっと電源入れても、ほかのラジコンが暴走することがないんです。

外見上の違いはアンテナ。本体に内蔵・一体化され、ロッドアンテナを伸ばす必要がありません。携帯電話が最初アンテナを伸ばしていましたが、現在では内蔵されたのと同じですね。

このように最新技術でホビーも安心・安全になってきました。同じ「ラジコン」というと昔ながらのを想像しがちですが、まったく別物と考えた方がいいかもしれませんね。

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