これはひどい(笑)レジェンドカップ! 予想以上の走りにペナルティ乱発 #fujisprintcup
2011.11.14▼JAFグランプリ 富士スプリントカップ2011開幕 #jafsprintcup【ワンダードライビング】
富士スプリントカップで注目なのは「レジェンドカップ」。
往年の名選手が参加するだけで面白い企画なのですが、その期待を上回るレース展開に会場大盛り上がり!
セレモニーでもリラックス、雑談なのか「くちレース」なのか、すでにレースははじまっています。さりげなくストレッチをしている舘さんに土屋さん。まさかこの二人がこのあとあんなことになるなんて・・・
レース車両はCR-Zのワンメイクレース仕様。エンジンはノーマルながら、スポーツサスペンション、スポーツマフラー装備でSタイヤ装着。さらに「オーバーテイクボタン」装備、20馬力出力がアップするいわゆるKERSがついていて作動中はライトが点滅するという仕組み。これはなかなか面白いですね。
ドライバーの名前を日本語で、そしてルーフには往年の写真をはりつけてどこからみても誰がどのクルマか分かるようになっています。色も白だけでなく、赤や黒など用意されていてこれでも識別が容易です。車両提供は無限さん、来年から行われるレース用の新車なのでクラッシュ禁物です。
ところが。
レーススタートから異変が。まず、シグナルが赤なのにスタートするクルマが数台、いわゆるフライング、ジャンプスタートです! なにそれずるいwww
さらにヘアピンコーナーで土屋圭市選手が舘選手のインをさし接触、舘選手はスピン! あああ、せっかくの新車が壊れちゃいましたよ~
1周目から波乱の展開ですが、それに対して星野一義名誉競技長の采配はといえば。
「#36、82ジャンプスタートでしたがこのままいきます。 あとで怒ります」
こわい、怒られるのこわいw
「#2 土屋選手に修理代支払のペナルティ」
こわい、実費負担とはこわいw
さらにストレートで余裕をぶちかましてか#2土屋選手は蛇行運転。これに対し、
「#2 ストレート2回以上蛇行運転のため、場内清掃のペナルティ」
いや~、色々なペナルティがあるもんですね。ペナルティが出されるたびに会場は大爆笑、大盛り上がりでした。
レースの方はペナルティ以上に面白い展開に。ファイナルラップで中島悟選手がKERSを使いトップにたったものの、ダンロップコーナーで長谷見選手がインをさしトップを奪い返します。その瞬間の映像。
あああ、賞金で「ニク」食べる予定だったのに~
サインボードで「スシ」とか、「ニク」とか、普段では見られないダイレクトな指示もいいですね。
結局ファイナルラップでトップを奪い返した長谷見選手、そして高橋国光選手が続き、中島選手が3位となりました。
JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 20115周目に、ダンロップコーナーへのアプローチでインを窺うけん制を見せたNo.32 中嶋選手は、続く登りのセクションでNo.100 高橋選手をパスすると、ファイナルラップに入るストレートでスリップを使ってNo.3 長谷見選手をもパスしてトップに立ちます。しかし、コース終盤のテクニカル部分ではNo.3 長谷見選手とNo.100 高橋選手が逆襲し、No.32 中嶋を抜き返します。そして、長谷見選手、高橋選手と元日産ワークスの後輩・先輩のコンビが見事な1-2フィニッシュを飾りました。
ちなみにペナルティは公式ページにも記載されています。
JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011*1 CarNo.36,82は、反則スタートだが、そのまま続行とした。ただし、後で怒ります。
*2 CarNo.2は、接触行為の為、修理代金支払いのペナルティを科す。
*2 CarNo.2は、ストレートで2回以上蛇行走行の為、場内清掃のペナルティを科す。
公式すぎ・・・
これほどまで自由奔放なレースはかつてあったでしょうか?
まさに同窓会、お祭りにふさわしいレースですね。ぜひ来年もやってほしいです!
そしてDVD販売してもいいと思うんですけどね、ぜひ映像化もご検討を。
[JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011]