マリン塾「離着岸マスター」で一日徹底的に着岸練習!!!
2011.09.21 寄稿者: 和田亜希子 (元記事)モーターボート女子部で積極的に活動している和田さん。スキルアップを図るため「ヤマハ・マリン塾」へと参加。さてその顛末やいかに?
小型船舶免許をステップアップ受験(旧4級→1級)で再び取り直してから一か月ちょっと。操縦ブランクがあまりに長かったので、石巻ボランティアで一緒だったHさんにくっついて、ヤマハ「マリン塾」に参加してきた。
▼マリン塾「離着岸マスター」(48秒)
場所は木更津。
他にも東京・江戸川や横浜ベイサイドマリーナなど何箇所か会場あったが、日程的にここが一番近かったので。
まずは事前に送付されていたテキストを見ながら、建物内で一時間くらい話を聞く。
すっかり忘れているロープワークなども。
自分達が参加したのは「特別集中コース 離着岸マスター」というコースで、10:00~16:00の5時間。料金は平日14,600円・土日祭日は19,600円だが、定員3名の少人数でみっちり教えてもらえるので高くはない。
10:00 | 座学(約30分)船の特性を知る インストラクター操船で、ボート特性体験 実際に操船をしてみよう(1セット3回/1人) |
12:15 | 昼食(各自持参) |
13:00 | 開始 操船練習 「一人で離岸、一人で着岸(もやい)まで」が出来るように、テクニックを身につけます。ロープワークは必要なものだけ習い、ウォーミングアップ。 1人3セット(9回)までチャレンジできます。 |
16:00 | 終了 |
午後は1人3セット(9回)と書いてあったが、実際にはこの倍以上着岸練習したと思う。
港は、平日だったこともあり空いていた。
釣り船なども動いておらず、超初心者があたふた着岸練習するには恰好の状況だった。
「離着岸」とあるが、離岸は特に難しいことないので、ひたすら着岸の練習。
右舷で着岸する場所や左舷で着岸する場所。
あと風向きによっても全然違ってきてしまう。
風が桟橋に向かって吹いているところと、桟橋の奥から進行方向と対向して吹いているところでは、直進する時の操船すら全然別物に。
特に着岸ではぎりぎりまで速度を落とすので、風の影響を受けやすくなる。
この日は結構な風だった。
着岸点の5mくらい手前まではそれほど風がなく、ハンドル固定しててもまっすぐ進めていたのに、遠くにある大型の漁船の風下を抜けた瞬間に風が強まり、思い切り流されて、船の先頭から桟橋の角に突っ込んでいってしまいそうになり、あわてて舵を切ったら、今度旋回しすぎて、桟橋から遠ざかってしまったり・・・。
他の二人(両方男性)は、それでも一回目より二回目、二回目より三回目と、感覚をどんどんつかんで絶妙な舵さばき&着岸を次々見せていったんだけど、車の運転も全然やってない自分は、もう、赤面したくなるほどの不器用さ。
全然岸につけず、パニックになりそうだった・・・。
それでも最後のほうは、低速でまっすぐ方向をコントロールすること、あとシフトを後進にちょろっと入れて船を停止させるということが、徐々に自然にできるようになってきた。
午後に一度、スピードあげて湾内からでて、沖合でアンカーを使って係留するというのも体験させてもらった。
また着岸以外にも、他の船の進行を妨げないようする動きや、エンジン部分の基本的なこととか、ちょこちょこいろいろ教えてもらうことができた。
最後はかなり難しい、幅にほとんど余裕がなく、ちょっとタイミングずれると船首を鉄柱にごつんとぶつけてしまうところでの着岸練習。
トリとなった自分は見事!!!
・・・なまでに大失敗して、隣にいた教官があわててハンドルとシフトを操作し、そのはずみで指を痛めてしまうアクシデントまで。本当にごめんなさい・・・。
でもさすがに丸一日、繰り返し繰り返しやったので、
(下手は下手なりに)ちょっと自信は付いたかな。
何より「数をこなせばきっと上手くなる」という確信を持てたことは、
この日最大の成果だった。
「風によって大きく左右され、一度として同じ環境はない」中で上手に操船・着岸するボートの面白さもすごくわかったしね。
帰りは、JR木更津駅前からの高速バス車内でビール乾杯。
木更津はちょっと遠いけど、新宿・品川・川崎・東京からアクアライン経由での直行バスがあるので、実はとっても行きやすい場所。
Hさんは、11月に1級小型船舶の試験を受けて、ヤマハの会員制レンタルサービス「シースタイル」にも入会するそうなので、また一緒に乗りに来たい♪
ボート、やっぱ面白いです!!!
▼マリン塾「離着岸マスター」(48秒)