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マツダ、ついにロータリーエンジン搭載RX-8生産終了(追記:全文翻訳)

2011.08.23

ロータリーエンジンの歴史に幕引きが。

Mazda halts production of rotary engine sports car

Mazda Motor Corp. has canceled production of its RX-8 rotary engine sports car, citing falling sales and stringent global emissions standards.

Production in Hiroshima, Japan, ended in early July and global sales of the car will conclude later this year.

autonewsによると、マツダがRX-8の生産を7月初旬に終了、販売も今年一杯で終了すると報じています。

ヨーロッパではすでに販売終了していましたが、ついに日本までも。燃費規制が厳しくなる昨今、燃費の悪いロータリーエンジンには寒い時代です。

今後の復活はなるのでしょうか?

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追記)

反響が大きいため、全文を翻訳して掲載しました。

マツダは販売不振と世界的な環境規制の高まりからロータリーエンジン搭載スポーツカー RX-8の生産を終了した。

広島での生産は7月上旬に終了、世界販売も今年中に終了する。

RX-8と3世代のRX-7は「ファントゥドライブ」の基礎としてながらくマツダブランドを牽引してきた。RX-8は 1.3リッター(654cc x 2 ローター) ロータリーエンジンで 232馬力/8500回転を発生、小型エンジンにもかかわらず大パワーを出す。

RX-8の昨年の販売台数は1134台で、2009年から49%の落ち込みを見せている。さらに2011年7月までにさらに21%マイナスである。

RX-8の価格は 2万7590ドル(輸送代を含む)からで、2004年には2万3690台のセールスを記録した。しかし初代RX-7は1980年初頭に年間5万台の販売を誇っていた。

Automotive News Data Centerによると、マツダUSディーラーでは8月1日の時点で300台の在庫を保有、118日間の供給が可能としている。

マツダはすでにヨーロッパ市場において環境基準に適合するには販売数が少なく、見合わないとの判断からRX-8の販売を昨年終了している。

日本からの輸出はすでに難しくなっている。円高ドル安により北米マツダのオペレーションロスは4月から6月の四半期で、79億円と昨年同四半期の3倍にも及んでいる。

US市場からロータリーエンジン搭載スポーツカーがなくなるのは今回が初めてではない。RX-7は1995年モデルで販売終了し、RX-8が2003年に販売するまで空白の期間があったからだ。

RX-8が販売終了することが即、マツダのロータリーエンジンが無くなることを意味しない。情報元によると広島のエンジニアは1.6リッターとなる次世代ロータリーエンジン、コードネーム 16Xを開発している。このエンジンは環境対応で燃費向上、出力向上するという。

2007年の東京モーターショーで 16Xが発表、ディメンジョンの変更によりトロコイド半径と偏心量の拡大ローターハウジング幅の縮小でロングストローク化。またロータリーとして初めて直噴を採用。

参考リンク⇒【MAZDA】16Xについて|ロータリーエンジン

しかし16Xプロジェクトは財政状況の悪化に伴い優先度は下がり、マツダのR&D資源は今年デビューした(アメリカでは今年中にデビュー予定の)省燃費技術 SKYACTIVEに集中させることになった。

北米マツダの CEO、Jim O'Sullivanは「ロータリーは死んでいない、マツダと共にある」と健在をアピールする。16Xの開発状況には口をつぐむも、「ロータリーが市場にカムバックする一番いい方法を考えている」という。



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