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日産参戦、Formula-E 2018/19シーズン開幕! #nissanjp #formulae

2018.12.23

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2018年初頭、ジュネーブモーターでFormula-E 参戦を発表した日産。ついにそのシーズン幕開けです。

画像:日産:NISSAN CROSSING | NISSAN FORMULA E より

VRかARか?

Formula E - Nissan Motorsports

これまでのフォーミュラカーとの大きな違いは、EVであること。ガソリンは使わず、完全に電池とモーターでは走行するEVなんです。

第一世代のマシン、Gen1はバッテリー容量が小さく、レースの走行時間を走り切れないために2台を乗り換えるという面白いリレー形式を採用。今年から導入されるGen2ではバッテリー容量が2倍となり、乗り換えなしに走り切ることができるようになりました。

このGen2になり、市販EVを世界で一番売っている日産が満を持して参戦をするというわけです。

 シーズン5から導入されるフォーミュラEの第2世代マシン『Gen2』は、第1世代マシンと比べバッテリー容量が2倍になり、レース中のマシン乗り換えが不要になったほか、レース中の通常出力も最大180kW(約241bhp)から200kW(約268bhp)にパワーアップしている。

 しかしレース中のピットストップがなくなることで、戦略の幅が狭まることになる。その対策として、フォーミュラEはレギュレーションでレース中に2種類の出力モードの使用を義務付けることを決めた。その2つ目の出力モードが『アタックモード』だ。

 アタックモード中は225kW(約302bhp)までパワーを発揮することができるようになる。

フォーミュラE、高出力の"アタックモード"使用法を説明。日本のあのゲームを参考に!?|motorsport.com日本版

Formula-Eの面白いのは車体、モーター、バッテリーがイコールコンディションのワンメイクであるところ。そのためメーカーやチームの大きな違いはなく、ドライバーの腕とわずかに許される制御系のチューニングで勝敗を決めていきます。

それに加えて、ゲーム的要素が加わります。一時的にパワーアップするモードを使ってオーバーテイクをする「アタックモード」もあるとのこと。これがどんな感じになるのかは、実際のレースをみてみたいですね!

日産クロッシングでお披露目

シーズンインにさきがけ、日産クロッシングでこのFormula Eと、新型リーフ NISMO RC_2をお披露目。

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ドライバーラインナップも発表され、元F1ドライバーのセバスチャン・ブエミ選手、オリバーローランド選手、高星 明誠選手やシミュレータードライバーのヤン マーデンボロー選手など多彩で若いドライバーが中心となっているのが特徴です。

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日産e.dams、フォーミュラEのドライバー体制を発表 - 日産自動車ニュースルーム

デモ走行

そして早速ニスモフェスティバルでデモ走行を披露。

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モーターパワーによる走行はキーンという高周波サウンドを奏でるのみで、圧倒的に静か。そして静かであるゆえにタイヤのスキール音、ブレーキロックやアクセルターンでのキュキュキュという音がよく聞こえてきました。これだとドライバーの腕がよく伝わってきそうですね。


シーズン開幕

日産はセバスチャン・ブエミ選手が表彰台を争って熱いバトルを展開。結果的には惜しくも逃しましたがダブル入賞ということで幸先のよいスタートを切りました。

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、サウジアラビアで開催された「ABB FIAフォーミュラE選手権」の開幕戦において、日産e.damsチームのセバスチャン ブエミとオリバー ローランドがそれぞれ6位と7位となり、2台揃ってポイントを獲得したと発表しました。日産は日本の自動車メーカーとして初めて、この革新的な電気自動車フォーミュラカーレース「ABB FIAフォーミュラE選手権」に挑戦しています。

日産e.dams、フォーミュラE開幕戦で2台揃って入賞 - Nissan Motorsports

市街地でのみ開催されるFormula-E

実はFormula-Eの特徴は、サーキットではなく市街地の特設コースで行われる点。もともとサーキットは爆音を出すエンジン車の騒音が問題となりやすいので、サーキットいうという特別な場所を郊外に作って集中させたという経緯がありました。

しかしEVの場合騒音問題がないので市街地、都心で開催した方が、多くの観客に見てもらえます。富士スピードウェイやツインリンクもてぎといった国際サーキットは都心からのアクセスも悪く、かなり辺鄙な場所にあり、まさにその目的で行くレースファンのみが来る場所となっており、どうしても先鋭化、タコつぼ化しがち。

一方市街地開催であれば通りかかりの一般人が触れる機会も多くなり、よりファンになってもらいやすいです。

実際、F1のファンの平均年齢はいまや50歳以上となっており高齢化が激しいですが、Formula-Eは27歳くらいと、若いファンが中心となっています。

若いファンはTVで閲覧するのではなく、インターネット中継を使って視聴、そしてソーシャルメディアを駆使して情報をやりとりしているのだそう。

そういったことからファンブースト、ファン投票による加速機能といったゲーム的な要素がいち早く導入されています。

今回日産が参入したことで、Formula-Eの日本開催、もし開催するなら横浜のみなとみらい地区や山下公園、港が見える丘公園といった市街地でぜひやってほしいですね!


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