日産ノートe-POWERに待望の4WD登場 #nissanjp #日産プレスツアー #日産ノートePOWER #4WD
2018.07.07豪雪地帯の方に朗報。2WDは心もとない凍結路や未圧雪路でも威力を発揮する4WDが日産ノートe-POWERに設定、発売開始されます。
今回日産からご招待をうけ、札幌で開催された発表会へ行ってきました。
その技術のルーツはe-4WDにあり
e-4WDとは先代マーチなどに採用された、電動モーターによりリアアクスルを駆動する4WDシステム。従来のフルタイム・パートタイム4WDと違い駆動力をエンジンから伝達するプロペラシャフトがないもので、下記の図でいえば左側の「エンジン駆動車モーターアシスト4WD」です。
e-POWERはエンジンは発電専用、モーターでのみフロントを駆動するモデルなので、当然図右の「機械式4WD」になるはずもなく、e-4WDと同様に独立した電動モーターでリアアクスルを駆動します。
プレゼン資料をよくみると「後輪駆動用モーター(既存)」と書いてありますね。
e-4WDと異なるのはこのモーター(42V)を駆動させるためにDC/DCコンバーター(新規)を使って減圧し制御している点です。
床下にすべてのユニットが収まっているのでラゲッジルームは圧迫されません。
3HBならでは使い勝手はそのまま。そして走破性は驚異的に向上です。
外観上区別はできない
ユニットがコンパクトに収まっているうえ、エンブレムなどの差異もないので外観上からは区別できません。運転席右側のスイッチの有無で判断することになります。
昔なら派手に「ツインモーター4WD」とかエンブレムがありそうですが、現代は奥ゆかしいですね。
市民生活に密着した4WD
リアモーター出力も4.8馬力と控えめですが、リアを駆動することの効果は絶大。
滑りやすい坂道でフロント駆動ではトラクションが抜けてしまいます。そんな場面も荷重がかかるリアが駆動することで最初の一転がりをすることで発進可能に。
平坦な凍結路や未圧雪路でもそのリアトラクションの威力は絶大。FFではスタックするところも走行可能になりました。
これは豪雪地帯やミラーバーンが多い、峠道、山坂道の地方では間違いなくキラーパフォーマンスとなることでしょう。なぜなら趣味性のスポーツ4WDは1の性能を1.5や2.0にするものに対し、通勤や通学といった生活の場合は天候によってスタックしては困る、つまり0を1にすることが求められるからです。
雪が降っても、冷え込んで路面凍結してもでかけなきゃいけない、クルマは生活必需品なところほどこの性能が必要です。
お求めやすい価格
もともとノートe-POWERはお求めやすい価格でおなじみですが、このシンプルかつ必要十分な4WDシステムの搭載で価格差はプラス約22万円、X FOURは173万9880円(税込)です。
しかも「踏み間違い衝突防止アシスト」を全車標準装備(Sを除く)、「インテリジェントクルーズコントロール」「インテリジェント車線逸脱防止支援システム」を装備(Xはセットオプション)するなど、安全装備も抜かりありません。
こんなひとにオススメ
日産が札幌でわざわざ発表会をやったように、北海道や東北、北陸など降雪がある地域で、特に山間部から都市部に通勤・通学をするような方。どんな天候であっても使う方に最適です。
こちらの動画も参考にどうぞ。