ニスモ・カーズ発足、ガレージ潜入! そしてビンテージカーパーツ供給再開 #NISSANJP #nismo
2017.04.27nismoといえば大森ファクトリーを祖とする歴史の長い、日産のモータースポーツDNAの直系。そのnismoが2年前に大森から横浜鶴見に移転、ショールームを構えましたが、今回はさらに「ニスモ」ロードカーの開発強化、販売促進をするために「ニスモ・カーズ」を発足しました。
これまで日産、オーテックジャパンなど車種によってバラバラだった企画、開発を統合。スピーディな開発と適用車種拡大を行い、現在1万5000台の販売を10万台規模、またはそれ以上へ成長させたいとの意気込みです。
ヘリテージ・パーツ・プログラム
特に今回反響が大きかったのは、R32 GT-Rを皮切りにヘリテージカーのパーツ供給を開始するというニュース。これまで古い車をないがしろにしてきた日本社会ですが、ヨーロッパのクルマ文化のように古い車を大事にする、親から子へ受け継ぐといった豊かな車文化を作っていく土壌をメーカーがサポートしようというのは、本当に素晴らしいことです。
記者会見公式動画
以下、記者会見の要旨メモです。
・ニスモ販売強化
note nismo e-power はノートの中で9%の割合で販売
ニスモブランドのプレゼンスの拡大
10万台目標へあらゆるライフステージの車種に投入
ラインオプションはアルミホイールなどを基準車のパッケージオプション設定へ
一部のディーラーには専用スタッフ配備し、ブランド発信
パフォーマンスディーラー、現在の26から40へ拡充する

・開発体制
スタッフは精鋭を50名集める
各部署にばらけてた人材知識を集約、ノウハウ蓄積、迅速な開発。・オーテック
オーテックの中の理由としては、すでに知見があること、開発インフラがあるため。
一方「オーテック」もブランド化、立ち上げる。ボレロ、ライダーなど複数あるブランドを順次集約。
「オーテック」はカロッツェリアを想起、スポーツだけど「ニスモ」と二枚看板へ

・市場
アメリカヨーロッパの車種、台数拡大
中国は新規参入・車種
SUVクロスオーバー、ミニバン、トラックにも拡大<以下質疑応答>
・なぜ今やるのか
2012から企画、7車種投入してきている
昨年から機運が高まってきた
フィジビリティ調査して四月からニスモ・カーズが立ち上がった。
どこの市場でもニスモのようなスポーツグレードのニーズは5から10%ある。
オーテックのノウハウ 少量多品種 をリージョンに落としていく。・生産、販売
全てのディーラー
10万台以上、もっとポテンシャルある
中国は検討中
開発バラバラ ニスモビジネスオフィス コーデァネーションしてた、相談先バラバラ、大変。効率悪い時間かかる、ノウハウ共有できない。
車種数は倍以上・他社意識について
してるかな? トヨタやる前からやってる、負けないよう頑張る。ニスモはモータースポーツのブランドだから伝えて行くしかない。
潜入! 大森ファクトリー整備場
普段はなかなかみられないガレージ、開発の現場。今回はなんとエンジンベンチテストの様子まで公開されました。GT300用 GT-R GT3エンジンを間近に見ることができましたよ。
まとめ
自動運転技術など今後自動車をとりまく環境は変化、ますます「走る喜び」と「移動する利便性」がかけはなれていこうとしています。そんな中趣味性の強い「走る喜び」を最大化していくための取り組みとして、今後のニスモ車種の拡大、そしてビンテージカーのパーツ供給サポートに期待です。