働く子育て世帯の味方 ヤマハ PAS Kiss mini un / Babby un デビュー #yamahapas
2016.11.10子どもを預けてから仕事にいく、といった子育て世帯に愛用されている電動アシスト付き自転車。すでに完成の域に達したかと思いきや、まだまだ改良する余地が残されていたようです。今回デビューした新型、PAS Kiss mini un / Babby unは痒いところに手が届く、まさに進化の究極系。
究極進化その1:変形フロントシート
3人乗り自転車で問題となるのは、日に日に重くなる子どもを持ち上げて乗せること。往々にして片手で持ちあげることになるので、なるべく低い位置だと助かります。ところが安全性を考えるとどうしても壁やフレームが高い位置になってしまう。ということでそれならばカバーを可動すれば、ということで考え出されたのが変形する新フロントシート「コクーンルーム」。
足元にカバーがつき、安全性や耐候性も高そうです。
片手で操作、ガバッとカバーを下げると今までよりも乗せ降ろしが低い位置でできるとのこと。
その様子は動画でどうぞ。
フルカバーではなく、横側はあえて切り込みを入れることでここから足をスライドさせてさらに乗りやすくなっています。
シートベルトもこれまでお尻のしたに踏まれて引き出すのが大変でしたが、横にひっかえるバンドをつけたおかげでスムースに装着可能。シートベルトは安全に配慮した5点式で、センターに左右のバックルをパチンとつけるだけのお手軽設計。
究極進化その2:よりパワフル&スムースとなったアシスト
これまでもアシストの自然さで定評のあった、さすがはオートバイメーカー・ヤマハ発動機が作る電動アシスト付き自転車ですが、それでもまだ走り出しのスムースさ、坂道での力強さを消費者から求められていました。そこで今回、
・オートエコモードでは漕ぎ出しがよりスムース
・パワーモードでは漕ぎ出しで力強さを感じるよう
にファインチューン。これにより初めて購入する人でもすっと慣れ、しかもパワーに余裕をかんじられます。
究極進化その3:一新された操作・表示系
これまでシンプルでしかも日本語表示の実務的なタイプから、グラフィック表示中心のスッキリしたデザインへ変更。電池残量は常に表示するなど実用性アップ。
ロックスイッチはフロントシートに座った子どもがスイッチを押して「わざと」電源OFFするのを防ぐ機能。子どもはわざとOFFにする上、面白がって坂道でわざとOFFにするそうで、そんなイタズラ心をもっている子どもはかわいいのですけど、やられた日には腹はたつし、倒れそうになるので大事な機能です。
究極進化その4:スタンド連動ハンドルロック
子どもを乗せるときにこれまではスタンドをたててから、ハンドルをロックしていたのですが、これが1アクションで完了。スタンドをたてるだけでハンドルがロックされて自転車が安定するので本当に安心。
その他大きさはそのままに容量は大きくしたバッテリーを搭載、一方車体の軽量化で取り回しをしやすくしたりと細かな配慮が行き届いています。
PAS Kiss mini un 試乗動画
実際に前後にダミー人形「りんごちゃん」をのせて試乗した動画です。
まあとにかくよくできてますね。これがなくて子どもを2名のせるなんて、もう考えられません。
Kiss mini unの発売日は 2017年3月1日。
PAS Babby un
フロントバスケットが特長的なごつかわ系のBabby unもモデルチェンジ。基本設計は Kiss mini unと同じです。
こちらも試乗動画をどうぞ。
Babby unの発売日は 2017年 1月 27日。
その他こんなモデルも
女性スタッフにより企画設計された mina限定モデル。カラーリングやサドル、グリップの素材、そして軽量・低フリクションのアルミ製ペダルなどこだわり装備がいっぱい。
ハンドルバーもオリジナルです。
ヤマハのオートバイ、SR400をもつような、ライフスタイルやデザインにこだわりを持つユーザーへ対してのBabby unの提案。
ツートンカラーが綺麗です。
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もうそろそろ電動アシスト付き自転車の性能向上も打ち止めかと思ってましたが、「まだまだやることがいっぱいある」ということで、熟成が進んでいます。生活に密着したモビリティとして本当に必要不可欠な存在になってきました。
こちらは現行の2016年モデル