日本でもっとも手軽なオーナー参加型レースに迫ってみた #エヌワンオーナーズカップ
2015.12.11ホンダの軽自動車、N-ONEで行われるレースが N-ONEオーナーズカップ。
2014年から開始され、2015年シーズンは全10戦、最終戦はツインリンクもてぎ、Honda Racing Thanks Day 2015の中で行われました。
N-ONE OWNER'S CUPとは|N-ONE OWNER'S CUPN-ONE OWNER'S CUPは2014年から新たに始まったHondaの軽自動車「N-ONE」によるナンバー付きワンメイクレースです。 開催初年度は全国6ヶ所のサーキットで8大会を開催。 10代~60代まで幅広い世代の方が熱戦を繰り広げました。
ライセンス取得、参戦車両の準備、エントリー方法、レース参戦、レースのあれこれはむずかしい?! いえ、 2014年の参加者の半数以上の方はレース初心者。 市販のN-ONEにいくつか必要な装備を追加すればレース参加車両に!レースも一戦から参戦可能です!
レース車両
レース車両はホンダ N-ONEをベースにレースに必要な安全装備等を装着したCVT、オートマ車です。ロールケージを装着しますが、車体に沿う形なので狭苦しいことはありません。もともとの荷物積載能力をいかんなく発揮、遠征でも膨大な荷物を搭載して移動可能。
これだけの荷物が全部まるっと収まります。プライベーターは基本自走なので、これは嬉しいですね。
注目の12番福川選手
N-ONEオーナーズカップに個人的に自家用車として使いながらレースにでるという本来の「オーナーズカップ」を実践しているのは参加者の一部。その中でも北九州から関東まで遠征に来るひとは一握り、いや一人しかいません。その人はゼッケン12番、福川光一郎選手。
毎回
「壊しちゃいけないんですよ~、これで北九州まで帰るんですから」
と、家に帰るまでがレース。今回も阪九フェリーで大阪まで移動、その後高速道路で移動してここ、ツインリンクもてぎまでやってきています。
実は普段ラジコンレースもやっており、そちらの腕前も相当なもの。またラジコン製作で培った自作技術でステッカーからサインボードまですべて自作、オリジナルです。ラジコンは1/10スケールですが、実物大ラジコン、といった風情。
タミヤのマークが目印。
もう一人、注目の選手といえば
今回のレースで注目の選手はもうひとり。N-ONEスーパーエキシビジョンレースに出場したフェルナンド・アロンソ選手。
普段はF1に乗るのに、今回はN-ONE!
もちろんゼッケンは14番。
なんかカワイイ!
このスーパーエキシビジョンレースに出場する選手はマルケス、ペドロサ、ボウ、藤波、中嶋、鈴木亜久里、佐藤琢磨(敬称略)と2輪4輪のスーパーな選手だらけ。注目のアロンソは最後尾からのスタート。
イコールコンディションの軽自動車では追い抜きは難しいと思われますが、そこはさすがF1現役ドライバー、まったく角のないスムースなクルマ運びでなんと4台も抜いて4位へジャンプアップ。
ゴール後スローダウンするところを、なぜかレーシングスピードのまま他車をごぼう抜き、ええと、どんだけ負けず嫌いなんだか・・・そしてトップでピットに帰って来て、サイドブレーキひいて白煙もうもうでピットストップ。まさにスター。
レーシングスピリットに車種は関係ない、ということを証明してみせました。
来年も開催される予定
N-ONEレース、来年も開催される予定とのこと。詳細はまた後日発表のようですが、もし興味がある方はこれから情報をよくみておくといいですね。
普段は街乗り、週末サーキットで思いっきりアクセルを踏んでレースを楽しめるのは貴重です。ワンメイクだからセッティング、腕の差が大きいのでやりがいがありますよ。ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
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