2輪へコンバート! 三橋淳選手が 2016ダカールラリー参戦へ出発
2015.12.25昨年まで4輪でダカールラリーへ参戦してきた三橋淳選手ですが、昨年でチームとの契約が終了。今年はどうするのかと思ったところ、なんと2輪で参加をすることになりました。
【KTM】三橋淳がKTMでダカール・ラリーに挑戦! トピックス::バイクブロス-ニュース&トピックスKTMは、2015年ダカールラリーで四輪市販車クラスを制した三橋淳氏が、2016年は「KTM 450 Rally Replica」でダカール・ラリーに挑戦することを発表した。四輪から二輪へのコンバートは日本人初とのこと。同ラリーが舞台を南米に移動してからは、いまだ実現していない日本人ライダーの初完走を目指すとしている。
マシンはKTM450 Rally Replica。参戦パーティに招待されたので、参加してきました。
ダカールラリー参戦パーティ
参戦パーティはRED BULL HALL 5Fにて。会場ではスポンサー企業の商品や、ダカールラリー参戦時に使用するグッズなど展示されていました。
KonaのMTB、練習にも活用しているそうです。バランス感覚を養うのに最適。サスペンション構造が素晴らしいので欲しくなります。
2016 KONA BIKES | KONAWORLD | カナダノースショアのMTBブランドKONA
コールマンのテントやシュラフは実際にラリーでも使用。今回も
実際に参戦するマシン、KTM450 Rally Replicaも乗り放題。またがってみましたが、相当高い位置にあり見晴らしがよかったです。
さて肝心の三橋さんはどこに?
ソファでくつろいでいましたよ・・・ってあれ?
・・・返事がない。ただのマネキンのようだ。
本物はこちら。
凛々しい、そして背が高い!
バイクに乗ると、さらにその大きさが増します。
レーサー、ライダーというのはフィジカルが重要、例え道具を使うものであってもアスリートである必要があります。恵まれた体躯は重要なファクターで、その点で三橋さんはなんかこうヤレそうな感じがします。
リターンというよりコンバート
4輪の市販車部門で無敵と言われた三橋選手。とある事情により契約が終了し、今年は予想を越えて2輪で参加するということで周囲を驚かせました。もともと2輪の選手から4輪へ転向、というのは古くは高橋国光さんや黒澤元治さんなど、2輪、4輪のモータースポーツが盛んになった歴史の中で自然ですが、逆に4輪から2輪へ転向したというのはなかなか聞きません。
でも実際には上手いライダー、ドライバーというのは輪っかの数など問題にしないようで、F1ドライバーでもキミ・ライコネンやアロンソはいともたやすく2輪を乗りこなしています。バランス感覚、タイヤへの荷重という点で基本は同じなのでしょうね。
さて三橋選手が今回2輪でダカールラリーに参加することについて、周囲はだれも「優勝してこいよ!」とかいわず、「気をつけてね」「安全にね」「死ぬなよ」と気遣う言葉が多かったといいます。
見た目は若いですが、年齢は45歳とのこと。昨今リターンライダーの事故が社会問題となっており、ライダーへの講習会で三橋選手は講師として、高齢ライダーを指導することもあり、その時に「若いころと違うから、無理をしないこと」というそうですが、それを今回は自分自身に言い聞かせるそうです。
三橋選手の場合ずっと2輪にも乗っていたので、リターンではなく、コンバート。
これまで4輪から2輪へコンバートし、優勝はもちろん、成功したライダーはいないそうですから、今回の挑戦で無事完走するだけでも快挙です。とにかくアクシデントなく、無事に完走して元気なスマイルを見せてくれるはず。
ライダー・ドライバー大集合
この参戦パーティには2輪、4輪問わず多くの方が応援に駆けつけました。
その中に混じって私も記念写真をとってもらいました。実はこの日は私の誕生日、サプライズで混ぜてもらったのです。ありがとうございました! 三橋さんの記念すべき門出の日が私の誕生日なのですから、絶対に素晴らしい結果になることでしょう。健闘を祈っています!
2016年大会概要 : パリダカ日本事務局 DAKAR RALLY
2016ダカールラリーはスタートセレモニーが2016年1月2日に、競技は1月3日からスタートし、13ステージを走り 1月16日にゴールします。
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