気になる新型ホンダ・シビック Type R ニュル・タイムは 7分50秒63
2015.03.05ついにそのヴェールを脱いだ、新型ホンダ・シビックタイプR。公約どおり、ニュルブルクリンク北コースFF最速メガーヌR.S. TROPHY-Rを凌ぐタイムをたたき出しました。
もっとも注目したいのは、そのハンドル操作。ほとんどハンドルを切らず、修正舵は早く小刻み。カウンターステアはほぼ当たっていません。かなりシャープな回頭性をもち、全体的、特にリアのスタビリティが高く、ハンドルの向いた方向にきちんとトラクションをのせられている模様。
【ジュネーブ2015】ホンダ、ニュルでFFハッチバック最速を記録した新型「シビック TYPE R」を発表! - Autoblog 日本版また、フロントに採用された「デュアル・アクシス・ストラット・サスペンション」は、ハイパワー前輪駆動車の悪癖とも言うべきトルクステアを、シビックの標準モデルと比べて約50%も軽減するそうだ。さらに高速時走行時やコーナリング限界域における安定性とステアリング・フィールも改善されたという。
これに一役かっているのが、メガーヌR.S.同様の作りのフロントサスペンション。やはり300馬力クラスのFFともなると、通常のストラットではトルクステアの問題や、バンプステア、キャンバー変化に対応しきれないことでしょう。
ルノーメガーヌ R.S. 275 Trophy-R ニュルブルクリンクFF最速の座を奪還 #under8【ワンダードライビング】
タイムの違いはわずか、ハンドル操作はまったりとしていて、乗りやすそうな印象のメガーヌ R.S. TROPHY-R。
【ビデオ】ホンダの新型「シビック TYPE R」が、ニュルブルクリンクで7分50秒63を記録! - Autoblog 日本版ただし、今回の記録は量産前の試作車によるものであったため、"量産FF車最速"の記録とはならない。だからホンダは今年の後半に改めて、今夏に欧州で発売される量産モデルのシビック TYPE Rをニュルブルクリンクに持ち込み、再び記録更新を狙うそうだ。
いっそのこと2台でガチンコでやれば面白いのに。