自動車盗難の現状と対策方法
2014.09.01一向に減る気配を見せない自動車盗難。現在はどんな状況でしょうか。
STOP THE 自動車盗難 自動車盗難の現状自動車盗難の情勢
自動車盗難はピーク時に比べると減少していますが、特定の地域では依然として多発しており、次のような特徴が見られます。
・キーなし(※)の割合が高い(※盗難時にキーを抜いていた)
盗難被害に遭った自動車の4台のうち約3台がキーなしです。・被害回復率が低い
盗難被害に遭った自動車は、10台のうち約2台余りしか被害者の元へ戻っていません。・乗用自動車以外も被害が多発
貨物自動車、建設用特殊自動車、農業用自動車(トラクター)の被害が多い地域もみられます。・カーナビやナンバープレートも被害
自動車本体だけでなくカーナビやナンバープレートが盗まれることもあります。
最新の自動車盗難件数を調査!防犯対策が最も必要な県は!? | ケメ子のウェブログ特に、東京とその近辺(東京+神奈川+埼玉+千葉)の合計は7,408件になり、1日に20件以上にのぼることから、深刻な問題になっていることがわかります。
(1)千葉 3,295
(2)愛知 2,712
(3)大阪 2,466
(4)茨城 2,425
(5)神奈川 1,757
(6)埼玉 1,689(中略)
よく盗まれる自動車ベスト5
(1)ハイエース(トヨタ)
(2)プリウス(トヨタ)
(3)ランドクルーザー(トヨタ)
(4)セルシオ(トヨタ)
(5)クラウン(トヨタ)
自動車以外でも、例えばトラクターやトラックも狙われているため、茨城県警では注意を喚起しています。
狙われるトラクター! | 茨城県警察農業を共に支える相棒であるトラクターの盗難は、経済的な打撃、作業効率の低下を招きます。 大切な相棒を、盗難被害から守るためには、簡単に盗まれないような自主防衛策が必要となります。
(中略)
被害にあう前に万全な防止策!
夜間、田畑などに放置しないようにしましょう。
扉があり、鍵のかかる倉庫等へ保管しましょう。
防犯カメラや音・光を発する盗難防止装置等を設置しましょう。
盗難防止機能の有効性
STOP THE 自動車盗難 アーカイブ:防盗性能試験:試験結果・分析
アラーム、ドアロック、ハンドルロック、イモビライザを装備したときの耐久時間、解除までかかる時間を相対的に比較しています。
これをみるとアラームとドアロックの余りもの無防備さに驚かされます。プロの手にかかれば一瞬で解除です。
やはりここで有効なのは物理的に手間のかかるハンドルロック、そして電子的に防御するイモビライザですが、絶対ではありません。あくまでも時間稼ぎにしかならないという印象です。
イモビライザは後から装備できないものなので、特に古めの自動車は注意が必要ですね。
盗難の場所、時間帯
屋外駐車場、契約駐車場(32.8%)は当然と思いますが、それだけではなく同等以上に屋外の自宅駐車場(34.0%)でも盗難されています。家にあるからといっても油断できません。
時間は深夜~朝(22-9時)が66.6%と圧倒的。
メーカー別ではトヨタが59.2%と他を圧倒しました...2位日産の10倍盗まれています。ご注意を。
日本損害保険協会 - SONPO | 統計・刊行物・報告書 - 刊行物 - 自動車盗難・防犯
2012年度 自動車盗難事故実態調査 結果報告(pdfファイル)
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もはや気休めですが...