旧日本軍の巨大潜水艦「伊400型」が、オアフ島沖の海底で発見!
2013.12.11艦これにはまだ実装されていない潜水艦「伊400型」がハワイのオアフ島沖の海底で発見されたというニュースが入りました。
記事にもありますが、「伊400型」は、水上攻撃機「晴嵐(せいらん)」を3機搭載することができる潜水水上機母艦として開発されました。
当時としては、世界最大級で、無給油で地球一周できるなど現在の戦略原子力潜水艦の元になった部分が多くありました。
伊400型潜水艦
基準排水量:3,530トン
水中排水量:6,560トン
全長 :122m
全幅 :12.0m
魚雷発射管:艦首8門(53cm酸素魚雷20発搭載)
機関 :艦本式22号10型ディーゼル4基2軸
1,200馬力モーター2基
その他装備:22号電探1基、13号1基
連続行動時間:約4ヶ月
このようなスペックは、現自衛隊の最新潜水艦と比べても遜色ない事がわかります。
そうりゅう型潜水艦
基準排水量:2,900トン
水中排水量:4,200トン
全長 :84.0m
全幅 :9.1m
魚雷発射管:艦首6門(533m 89式 魚雷およびハープーン USM 各22発)
機関 :ディーゼル・スターリング・エレクトリック方式
12V25/25SBディーゼル機関 2基
川崎/コックムス4V-275R MkIIIスターリング機関 4基
推進電動機(交流同期電動機) 1基
とはいえ、当時の潜水艦は、通常航行時は浮上航行で、作戦行動になると潜水するという可潜艦で、主として通商破壊(軍艦や輸送船を魚雷で攻撃)なので、現代の攻撃型潜水艦のような対潜水艦戦闘や、対空母戦闘、および戦略原子力潜水艦のような巡航ミサイルや弾道ミサイルの発射とは運用が異なるのですが、その旧来の運用方法を一変させ、現在の運用方法に変化してゆくきっかけになったという意味で、画期的な潜水艦だったのでしょう。
ちなみに、現代によみがえった伊400型潜水艦には、メンタルモデルという固有の意識を持った少女が乗っており、イージス艦も沈めることができる超スゴイ潜水艦になっています。
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