ホンダの小さなEV、MC-βに試乗してきました
2013.12.06今注目されているスマートモビリティ。ホンダもMC-βを開発し、東京モーターショー2013で試乗体験できました。
形、大きさ的にはすでに日産がチョイモビで実走しているニュースマートモビリティコンセプト(NNMC)とほぼ一緒。タンデム乗車で前後2名定員というのも同じです。
日産が窓なし、ガルウィング方式の開閉ドアを備えていますが、ホンダは同じく窓なしなものの通常どおり横に開くドアになっています。
ドア足元がシースルーなのは共通。
運転席から見えるインパネは非常に自動車チック。パーキングブレーキなど部品も流用のようでした。
後部座席は左にオフセットされており、視界良好。足元も比較的楽で、右側にはアームレストこそないものの、手荷物を置いたりカップホルダーがあったりとより実用的です。これは後発ならではの工夫でしょうか。
女性なら足を揃えて左側に伸ばすという乗り方ができそうなので、NNMCのズボン必携よりも気楽です。美脚が運転席の左側に伸びると想像するだけでドキドキしますね、え、そうじゃない?
会場の特設コースを走行した感じでは非常にスムース。アクセルをふまなくても進む、クリープ機能がついており、歩くスピード以上はでます。
これについてホンダ担当者は「より運転者が慣れているATのクリープを再現しました」とのこと。確かにNNMCは坂道でクリープがないので、ブレーキ外すとすぐに下がってしまうという恐怖があったので、一般人向きかもしれません。
狭いテストコースなのでハンドリングやブレーキは試せなかったのですが、乗り心地は多少堅め。道路の継ぎ目などで結構衝撃が伝わってきて乗り心地面は余り期待できなさそうです。とはいえ、あくまでも街中の自転車や徒歩、2輪車に変わる移動手段で運転時間も数分から長くても数十分なのでこれくらいでいいでしょう。
EVということで静かなのですが、走行をするとスピーカーからエンジン音っぽい音がでてきて気分を盛りたててくれるんだ、と思ったらこれは対歩行者用の警告音とのこと。音楽データなのでF1サウンドを出してくれるといいですね、MP4/5の音とか。
ただいま熊本などで社会実験中です。