新型スカイライン登場!(1) アメリカ帰りの「帰国子女スカイライン」
2013.11.12新型スカイラインが発表され、賛否両論の熱い議論が交わされています。
その理由はこちら...フロントグリルの中にあるのは「インフィニティ」バッジ。
一方リアにあったインフィニティバッジはなく、INFINITIの文字に代わりSKYLINEの文字が入っています。
そして一番衝撃的なのはNISSANの文字、ロゴマークは一切ないこと!
スカイラインは1957年に誕生し、今では日産の中でもっとも歴史の長い車名となっています。その歴史を存続させるのか社内でも議論があったそうですが、結局の落とし所が今回こうなったということです。
スカイラインの歴史を振り返ると日本専用車種として生まれ育ち、2000年代V6に置き換わってアメリカ向けの戦略車となりました。アメリカ市場でもまれて今回再び日本に帰ってきた格好です。
いわば日本生まれ、アメリカ育ちで日本へ帰ってきた帰国子女。
帰国子女にありがちな、ちょっと化粧が濃い目で、英語が流暢だけど多少日本語が妙だったりするのは致し方ないといったところでしょうか。
これは日産がカルロス・ゴーン体制になってグローバル化したのと同じこと。もはや日産は日本企業ではなく、多国籍企業です。あちこちの業界でガラパゴスはダメだ、グローバル化しなきゃと言っているわけですから、スカイラインがグローバル化するのは自然な流れ。古き良きノスタルジーにヒストリーを継承しながらも、新しい一歩を踏み出さなければなりません。
とにもかくにも「スカイライン」という名前が残ったことにほっと安堵。ここからまた新しい歴史の一章が始まるのですから。
今回発表されたモデルは、3.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルで、2.5Lガソリン車はラインナップされていません。しばらく従来モデルの2.5Lが併売されるということなので、今後動きがあることでしょう。
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