日産の現在・過去・未来を伝える大試乗会(7):欧州仕様ノートの試乗 #nissan360
2013.09.18今回の大試乗会、アメリカ仕様だけではなく日本仕様にヨーロッパ仕様の日産車も用意されています。ただそれらは公道走行は出来ないため、場内の特設コース「B. El Toro World Drive」を走ることになります。このコースは長い直線に緩やかなカーブ、そしてワインディングを模しているS字コーナー、シケインから構成されます。制限速度が一応設定され、いわゆるパフォーマンス、限界性能を試すというよりもより一般的な、通常の走行条件での試乗となります。
今回はその中で、自動車ジャーナリストの中で評判となっていた Noteのディーゼル、そして 1.2Lスーパーチャージャーを試乗しました。なんとどちらも 5速マニュアルです!
動画ではいきなり「ジューク」と間違っていますが、正しくはノートです。日産Note。
「5速マニュアルはカーオブザイヤー!」
という位、かなりいいフィーリングでした。
日産の方に聞いたところ、ヨーロッパ仕様のサスペンションセッティングは日本仕様と異なるということで、確かにこれならヨーロッパのうるさ方も納得の仕様でしょう。
日本で例えていえば、相模湖から山中湖にいくときに下道、道志みちを使うとずっとワインディングが連続しますが、ほとんどノーブレーキングでいけそうなぐらい、ステアリングに対して素直に曲がっていきます。かなり奥まったコーナーで最後辛くなりますが、そのときにはステアリングの抵抗でスピードが落ちているのでなんとかなる、という具合。
エンジンはパワフルなのは1.5Lディーゼルの方。ただし低回転型ですぐに頭打ちになってしまうので早めのシフトアップが吉。1.2Lスーパーチャージャーもいいのですが、1.5Lディーゼルと比べると多少物足りません。ただこれはディーゼルが2.0Lクラスのトルクを持っているためそう感じるだけでしょう。クルマ自体の動きはどちらもほぼ同じ、多少1.2Lスーパーチャージャーの方がフロントが重めにも感じましたが速度域が違うので正確な比較は出来ませんでした。なぜならあまりによく曲がるので後にのった1.2Lスーパーチャージャーの方はかなりのハイペースで走ってしまったので。そんな気にさせるくらい、良かったです。Note恐るべし!
この5速マニュアル、特にディーゼルエンジン仕様はぜひ日本に持ってきてほしい、と思わせるほどでした。まあ売れないんだろうなあ、日本では。
(つづく)