日産の現在・過去・未来を伝える大試乗会(15):働く車大集合 LCV試乗体験(その2) #nissan360
2013.09.26
LCV、Light Commercial Vehicle(商用車、貨物車)の試乗のつづきです。
▼ Civilian(バス)
18人乗りのマイクロバス、Civilian。日本だと当然大型免許が必要ですが、テストコースの中なので私も運転してみました。左ハンドルマニュアルと、これまた新鮮です。運転してみるとコースが広いのもありますが意外にも運転しやすいです。長いのが後ろに続いていることと、同乗者が酔わないようにぐらぐらさせないことを心がけて走ってみました。そうすると普段のっているようなバスのような乗り味に。なるほど、これは誰が運転してもバスらしい動き、運転者の差異がでにくいようです。
動画は自動車ジャーナリストの菰田潔さん運転によるもの。さすがプロ、速い、スムース! 踏切は日本以外は一旦停止する必要がないと教えていただきました。
▼ NP200 1.5dCi
1.5リッターディーゼルに5速マニュアルを組みあわせるピックアップトラック。2シーターで荷台は広々、国外モデルですがこちらは南アフリカ仕様ということで珍しく右ハンドルです。ただウィンカーは左側にあるので、左側シフトと左側ウィンカーで左手は忙しいです。
この1.5リッターディーゼルのトルクと軽い車体にマニュアルシフトの組み合わせのおかげで、クルマはとても軽快でよく走ります。自動車評論家の間でも走りがいいと評判で、とても楽しく運転できました。
▼ Frontier
4ドア、5速マニュアル。空荷ということとパワーが有り余っているので、全体的にポワンポワンとしながらリアが暴れるほど。運転が粗いのもありますが、あらくれもの、あらぶった動きです。まあ基本的には働く車、荷物をのせて、人も乗せてというのが本来の使い方。
ちなみにボンネット上のエアスクープはSUBARU的ですが、ダミーでした。
▼ Navara
こちらは2ドア4シーター、左ハンドル6速マニュアルの4WD(4x4)。Frontierよりもさらにパワフルで暴力的。なにせ6速マニュアルですからね、スポーツカーといってもいいくらい、でも走りはトラックです、重心も高いです。パワーがあるので余裕ある走りが楽しめる、実用車といっていいでしょう。
普段乗用車、スポーツカーばかりに興味が行きがちですが、もともとマイカーというものが流行する前は働く車が自動車の中心。そう考えるとこの分野、特に産業や運輸に対しての貢献度を考えると大切です。
▼ DOST
インド現地生産のトラック。フロントマスクがいかにもインドっぽいというかなんというか、ロボっぽいですね。シートにヘッドレストはないものの、やはりエアコンにカーステは必須のようです。
日本はやっぱりこれ。セドリックタクシー。なんと帽子に手袋装備でした。