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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

オリジナルOHLINSサスペンションキット「ワンドラ・カスタム」製作記(1)S2000比較走行

2012.06.18

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先日予告したように、ワンダードライビングからオリジナル仕様サスペンションキット「ワンドラ・カスタム(仮称)」を発売予定、現在開発中です。

【予告】ワンドラからオリジナル・サスペンションキットを発売します【ワンダードライビング】

ワンダードライビングからオリジナル仕様のサスペンションキットを発売予定です。発売時期は夏、対応車種はホンダ S2000(AP1/AP2)向けが第一弾として登場、第二弾も予定しています。

【開発コンセプト】

10年をこえたS2000に。
これから10年乗り続けたい方へ。


【開発のねらい、設計意図】

10年10万キロを走行した個体でもまだまだ走りたい。一方でクルマと自分の加齢とともに走りの質、ドライビングスタイルも変化しています。サーキットではなく、街乗りやワインディングが中心、ロングドライブをオープンエアーで楽しみたい。

限界走行、ピーキーな走りを支えるハードな足回りではなく、流す走り、過渡特性を重視したサスペンションが欲しい。ところがマーケットではサーキット走行をスコープに入れたハードなサスペンションが多く、このような要求を満たすものが見当たりません。そこで無いなら作ってみようと、「ワンダードライビング」が製作することにしました。

16、17インチタイヤホイールそれぞれに最適化したセッティング、組み合わせで提供します。こういったことも従来無かったアプローチかも知れませんね。

ベースはオーリンズRoad&Track、これに独自のセッティングを施し、比較的ソフトなスプリング、ノーマルアッパーマウントを組み合わせて発売します。

【S2000走行比較】

メーカーでなければ、プロドライバーでもないワンダードライビングなので、ユーザー目線がとても大切。S2000オーナーを私含めて3名、3台集めて実際に走行比較をしてみました。

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初期型AP1、BBS 16インチホイール+ポテンザRE11。足回りはノーマル。

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初期型AP1、RAYS 17インチホイール+ミシュラン・パイロットスーパースポーツ。足回りは開発中の「ワンドラ・カスタム」(1way)。

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最終型AP2 Type-S、標準17インチホイール+ミシュラン・パイロットスーパースポーツ。足回りはドイツ製高級サスペンション(1way)。


【車高の違い】
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さすがにノーマルの車高は腰高、ホイールハウスとの隙間も気になります。

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Type-Sの方は適度な車高の落ち具合でバランスがとれています。

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「ワンドラ・カスタム(開発中)」は現在もっとも車高が低くなっています(写真は取り損ねたため、別の日・場所での撮影)。

【フロント車高(地表〜Fフェンダーまでの距離)】
赤S(ノーマル)   66.5
青S(ドイツ製)  64.0 (-2.5cm)
白S(オーリンズ) 62.5 (-4.0cm)

【リア車高(地表〜Rフェンダーまでの距離)】
赤S(ノーマル)   67.0
青S(ドイツ製)  64.0 (-3.0cm)
白S(オーリンズ) 63.5 (-3.5cm)

車高が低すぎると一般道での取り回し、段差で問題があるので見直しをかける予定です。

乗り味の方ですが、ノーマルはノーマルなり、ドイツ製はさすが高級サスペンションといった風情。そしてオーリンズベースのワンドラ・カスタム(開発中)もドイツ製高級サスペンションに引けを取らないなかなかのもの。ハンドリングはいいものの、大きな段差での動きなどいくつか気になる点がはっきり分かってきたので、この比較走行を元に仕様変更をかけます。

もちろん自分だけでなく、他の方の意見も大切。自分では気づかないところ、逆に自分が気になりすぎることなど、複数人数で比較しながら乗ると色々分かっていいですね。こういったユーザー自身の意見を反映できるのが「ワンドラ・カスタム」の特徴の一つだと考えています。

次は仕様変更後同じコースで実走確認、比較走行を経て最終仕様へと向かえると、いいですね。もしダメならもう一回やり直しですw 今後にご期待下さい。

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理論も大切。


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