鉄道博物館で開館4周年記念特別企画『「時間旅行展」~生活と通勤電車の進化~』2012年1月19日まで
2011.10.26 寄稿者: 和田亜希子 (元記事)さいたま市観光ブロガーツアー(ミニ)でご一緒した和田さんによる鉄道博物館レポートです。
2度目の鉄道博物館。
ただ前回かなりたっぷり満喫してしまったので、同じ展示や体験もう一度してもそれほど感動ないかな・・・なんて思っていたのは大きな間違い。
開館4周年記念特別企画の「時間旅行展」が予想外に面白かった!
入口から出口まで、
「うっわ、これちょー懐かしい!!!」
「あった!あった!」
という興奮の連発。
ちなみに年齢層は、(たぶん)40代が2人、30代が3人、20代が1人で自分以外は全員男性という顔ぶれ。
入口にまずあったのは、日付印字器。
そうだよ~!!!昔は堅い厚みある切符だったよね!
(注:この記事で「昔」と書いてるのは自分が子供時代のことです by 昭和45年生まれ)
窓口の向こうに、金額ごとの切符が差し込まれたものがずらっと並んでいて、そこから一枚ずつ抜いて、渡してくれたっけ。
ちなみに「ダッチングマシン」、英語では「DATING MACHINE」って書いてあるんだけど、Wikipediaには「ダッチングという言葉は、Dating(デイティング)の訛りであるとされている」って書いてあった。
単に「読み違え」な気もする・・・。
国鉄時代のいろいろなポスターも。
「着ぶくれラッシュ」かあ~。
今も通勤ラッシュは解消されてないけど、当時はもっと酷かったらしいよね。
(私は国鉄時代は都市部じゃなかったので未体験/テレビで見て「何故あんなにしてまで電車に乗りたいんだろう?」と素朴な疑問を抱えていた)
「ALWAYS 三丁目の夕日'64」のセットも再現されていた。
うわー!!!懐かしいよ~!
エキゾチック・ジャパン!
おっくせんまん!おっくせんまん!
▼2億4千万の瞳 エキゾチックジャパン 郷ひろみ(4分33秒)
個人的に「懐かしもの一番」だったのは、子供時代の券売機。下の子供用の半額ボタンの上には横長のカバーが取り付けられてたんだよね。
これ以上の金額の場合は窓口で買うという仕組みだった。いつまでこれだったんだろう?東京か千葉あたりで見たことない最新型のが導入された時にあたふたしたような記憶もある。
こちらは今の無人改札。
「全部これになっちゃったら駅員さんは仕事なくなるの?」
と真剣に心配したっけ。
高校時代に国鉄の分割民営化が完了、今のJRになったんだけど(中曽根首相時代)、大リストラ伴ったので、連日いろいろニュースになったよなあと久々に思い出した。
そいや自動改札機、真ん中あたりにマイクなんてあったのね。気づかなかった。
鉄道関連の「懐かしアイテム」だけでなく、ゲームウォッチや任天堂の昔のテレビゲーム機なども展示されていた。
元・男の子たちもかぶりつき。
そいや、面白いものもあった。
鉄道博物館のFacebookページの「いいね!」数が、(デジタルでもなんでもなく)数字札で表示されているのだ。
・・・しかもたった65件?
何かちょっと同情の気持ちもわいて、その場で皆、スマホから「いいね!」プッシュ。
一気に70件まで数字伸びたものの、この展示の意味はよくわからなかった。
今みたら189件まで増えていたが、まだ博物館のFBページとしてはちと寂しい状況だと思うので(個人ブログのWADA-blogでさえ400件超えているので)、よかったら「いいね!」押してあげてください。
あ、ついでに是非「WADA-blog FBページ」も♪
何の変哲もない座席に見えるかもしれないが、実は最近試験的に導入された最新のもの。
足をがばっと開いて座るマナーの悪さを是正する効果があるのだという。
座面が立体的で両脇が少し盛り上がっているため、外側に開こうとする太腿を押しとどめる効果がある。確かにちょっと開きにくい。
いろいろ細部に至るまで進化し続けているんだな。
もちろん、通常の展示&体験コーナーも面白く、歩いてみると前回は見落としていたものとか、行きそびれていたコーナーも結構たくさんあったことに気づいた。
広大だからね、建物自体が。
開館4周年記念特別企画の「時間旅行展」は来年1月19日まで。
土日はまだかなり混むらしいけど、平日なら運転シミュレーションもほとんど並ばずにできるほどなので、ぜひ大宮まで足を延ばしてみてほしい。
特に'60~70年代を懐かしめる世代の人は♪