バイクレース観戦記：2011 JEC R4 マウントモンキースクランブル

2011.09.09 寄稿者: キム兄 （元記事）

今年のJECも3戦目です。
3戦目なのにRound.4なのは夕張が2デイズ開催でそれぞれが独立した大会だからですね。
マウントモンキースクランブルといえば、チーズナッツパークで毎年行っているエンデューロレースですが、通常ではオンタイムではなくクロスカントリー（ヘアスクランブル？）です。
今年は全日本エンデューロ選手権の1戦としてやることになったので、名前はスクランブルですけどオンタイム方式のレースになりました。

今回もレースサポートに行ってきたので、その様子を簡単に書いてみます。

テストは一箇所で1周のタイム設定は40分です。
簡易オンタイムではなく、ちゃんとしたオンタイムレースのため、全てにおいて時間管理が必要です。
第1戦の爺ヶ岳と同じですね。

爺ヶ岳と違うのは全日本クラスのみの開催だったことでしょうか。
そのためMFJのエンデューロライセンスが必要です。僕はライセンスを持っていないので出られません。
ライセンスはすぐに取れるので出ることもできるのですが、全日本クラスは僕が遅着せずに走れるほど簡単ではないです。

土曜日の深夜に家を出て現地についたのは4時頃だったので、少し寝てすぐに準備です。
台風が来ている影響で天候は不安定。雨が突然ザーッと降ったり、晴れ間が見えたりと変わりやすい天気でした。
当然、路面コンディションも難しくなります。またしても厳しいレースになるかと思ったけど、案外みんな時間には余裕があったのかな？森の中を見てないのでなんとも言えないですけど、コース変更などで対応したのかと思われます。

前回の夕張からU-Streamで現地の様子を配信しています。今回も同じようにやることになっていたようですが、なにやらPCの設定がわからないとかで僕が呼ばれました。
分からないなりになんとか設定をして、スタートの様子を撮り終わるまでを見届けてあとはMCの高杉'Jay'二郎さんに任せました。

U-Streamはライブ配信を録画しておくこともできます。JECの様子を録画したものは以下から見られます。
(いきなり音が出るので注意)

CLUB-JEC 2

映像によっては音のみになってしまっているものもあり、ちょっと残念です。それと最初に撮ったイシゲさんの解説が載ってないですね。僕が録画し忘れたせいです。ゴメンナサイ！
まだまだ実験的な試みなので今後に期待です。

ちなみに夕張の時の様子はこちら。

CLUB-JEC

夕張のときのほうが安定していますね。回線状況やPCの状態によって変わってしまうようです。

本来の目的であるモンドモト・チームロッカーズのレースサポートに戻ります。

今回はけっこうサポートに来てくれた人がいたので僕がやることはあまりなかったですね。
みんながんばれよ〜って応援するくらい(笑)

午前中には全てのライダーが規定周回数を周り、午後3時からファイナルエンデューロテストになります。
ファイナルエンデューロテストはチーズナッツパーク名物の猿山を使ったり、他にもガレ場などがあるエクストリームテスト的なレイアウトで、パドックからもすぐの場所なので観戦にも向いています。

猿山の上りはかなり急な斜面なので失敗するとやり直しに時間がかかるため、リザルトに影響しそうです。

これは下りですが、かなり急ですよね。下り恐怖症の僕には無理です...。

今回初参加の川村真理子選手です。
現役の全日本モトクロスレディースライダーで、トライアルのIAライダーでもある川村選手はエンデューロにとても向いていると思います。
全日本モトクロスとぶつからなければ今後も出るようですので、楽しみですよね。実際に走っているところを見ましたけど、体幹がバシッとしている格好良いライディングでした。

レースの結果はリザルトを見てもらえればと思います。

勝ったのは太田真成選手でした。IAの上位がファイナルテストを走るころにはシャッタースピードが落ちてまともに撮れないくらい暗かったので、こんなブレブレの写真しかないんですが、まぁ、本来であればストロボを使うんでしょうね。

そういえば、JECで太田くん(兄)が勝ったのははじめてなんですね。おめでとう！
スピードもテクニックも十分にあるのでいつでも勝てそうだったけど、なかなかレースはそう簡単にはいかないってことなのかなぁ。KTMの2スト250にスイッチしたのも良かったのかな。フサベルの4ストは良いバイクだけど、ちょっと重いからコンディションが悪化すると難しいと思います。

次の日高は太田くんたちは出るのかな？今年は震災の影響やらでなかなかいろいろと厳しいと思うけど、みんなが楽しくレースに出られればいいなと思います。