ワンダードライビング[wonder driving]

乗り物とホビーのブログメディア ワンダードライビング[ワンドラ]

PICK UP

phazer_proj.jpg

ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ワンドラ・カスタム・オーリンズ for S2000 (AP1/AP2)

ワンドラ・カスタム・オーリンズDFV
単筒式・全長調整・減衰力調整機構(伸び側20段調整)
第一弾 S2000(AP1、AP2)用


・名称
 ワンドラ・カスタム(カスタマーベース)・オーリンズ

10年をこえたS2000に。
これから10年乗り続けたい方へ。

【コンセプト】

・開発のねらい、設計意図

10年10万キロ。
16、17インチタイヤホイールそれぞれに最適化された足回り。
サーキットではなく、オンロード、オープンエアーで。
限界走行、ピーキーな走りではなく、過渡特性を重視。

・初期型S2000の特徴、弱点
ステアリングの初期応答が一般向けに多少ダルで、ロールがたまっていくと突然リバースステアに転じる、ピーキーな走り。原因はスタビが強すぎ、リアアームが短くトー変化が大きいことなどによる。

ハンドリング市民革命
市民=一般ユーザーによるセッティング
高いクルマでしかいいハンドリングは実現できない、しないというメーカーの封建的な考え方に対し、リーズナブルな価格帯のクルマでもいいハンドリングを実現したい。一般市民にハンドリングを。

切ったら曲がる、切っただけ曲がる、自然なハンドリング
サスストロークを生かす
急ハンドル、急ブレーキ、レッドゾーンを使わない、ワインディングをオープンで流すためのサスペンション。
究極のニュートラルステアの実現

これを実現するためにタイヤのグリップ力、過渡特性に最適なスプリングレートを選択、減衰力をオリジナル仕様とすることでハンドリングと凸凹道を耐えられる快適性を両立しました。

・一般人向け、路面、天候を選ばないセッティング

女性や免許とりたてのユーザーから10年以上S2000を乗り続けている人、同乗者まで。普通の人が普通に操作して安全にハンドリングを楽しめるようなセッティングにしています。サーキット走行でのタイムアタックを目的とした、乗り心地や快適性を極端に犠牲にしたスポーツサスペンションではなく、懐の深い、フランス車のような乗り味を目指しました。

サーキット走行、タイムアタックを目的としたスポーツサスペンションはフラットな路面で、ドライを想定しています。しかし一般公道を走るサスペンションは継ぎ接ぎらだけの峠道、うねり、わだちの激しい県道、橋梁、首都高速の継ぎ目など様々な路面に対応しなければなりませんし、またいくらオープンカーといえども雨が急にふればウェット路面を走ることになります。ワンドラ・カスタムはロールを許し、荷重をかけることでどんな路面状態、どんな天候状態であってもハンドリングを損ねることなく安全に駆け抜けることを目標としています。

これを実現するためにオーリンズDFVをベースにオリジナルの減衰力でリセッティングしています。ノーマルのオーリンズDFVではスプリングレートF10kg/R8kgに合わせセッティングされ、メーカーの考える安全な設定でアンダーステアにセッティングされています。

一方ワンドラ・カスタムはよりニュートラルステアをめざし、ハンドルを切れば切るほど、切り足せば切り足しただけ曲がるセッティングにしています。通常横Gがたまった状態でアクセルを乱暴にあければリアがスライドしオーバーステア、またはフロントが前に押し出されるプッシュ・アンダーステアになりますが、フロントはグリップを保ちながらリアに荷重がかかり、パワーはトラクション(前に押し出す力)に変え、多少リアがスライドしながら前に押し出すといったマイルドな動きを目指しました。

そのため本来S2000のもつ運動特性の良さを十分味わっていただけます。

サイト内検索

人気記事ランキング

もっと見る

新着記事

もっと見る

アーカイブ

PAGE TOP