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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ペットと自動車のイイ関係。ペット同乗試乗会が初開催 #日産ブロガー試乗会

2018.11.02

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親子のピースサイン、よくある自撮り写真ですがひとつだけ違う点が。それは今回の試乗の主役は後部座席にちょこんと座ったペット、お犬様向けだということ。

そう、我々人間は添え物なんですよ。ははー!

ペットと自動車のイイ関係

日本のペット普及率は高く、実は18歳以下のいわゆる子供の数よりも、犬と猫を合わせた数が上回るんです。ペットは家族同然といいますが、少子高齢化社会の中でますます重要な位置を占めるペット。

ひと昔前までは犬といえば屋外で鎖につないでおくもの、と相場が決まっていましたがいまでは室内が中心。外出も一緒というケースが多くなり、いまでは高速道路のサービスエリアの多くにドッグランがついているほど親しまれています。

では車内環境はペットの犬にとってはどうなのでしょうか?

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今回はそんな視点からの試乗会です。

ペットにとっての自動車とは

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今回のスペシャルゲストはペットに詳しい増田さん。獣医師、獣医学博士で専門は動物行動学・行動治療学とのこと。

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人間がクルマ酔いするように、実は犬にもあるんです車酔い。

むしろニオイに敏感、聴覚も敏感な犬にとって自動車というのは環境としてかなり悪条件とのこと。

ニオイでいうとガソリン。自動車のガソリンタンクには実は穴があいており、揮発したガソリンでタンクが爆発しないように抜いているのですが、まずはそのニオイ。人間は嗅ぎ取れませんけど、犬はバンバンに嗅ぎ取っているのです。

音。これはいうまでもなくエンジンの騒音はもちろん、振動からくる音や風切り音など様々。寝ているようでもピッと耳が動いて物音を聞き分ける犬ですから、そりゃあもう人間の何倍も騒音にさらされていると考えていいでしょう。

温度。犬は毛皮をまとっているので寒さに強いですが、夏の暑さは厳しいです。車内は想像以上に温度が上がるため、赤ちゃん同様ペットを車内に残すのは絶対にやってはいけません。

そして疲労。大型犬ならまだしも、小型犬はその体の小ささから体力があまりありません。知らず知らずのうちの疲労が健康を害してしまうということもあるので、気を付けなければならないとのこと。

なるほど、これまでペットだから、と軽視していた自分がいたことを改めて気づかされてしまいました。

家族同様のペット、そして乳幼児と同じように丁重に扱うのがよさそうです。


じつはペットに最適なEV

さあそんなおり、電動化が進む日産のインテリジェントモビリティはどうなのか。

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特にピュアEVの日産リーフはエンジンがないためにペットが苦手な、

・ガソリンのニオイがない
・騒音、振動が少ない

と機構的に有利。

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さらに乗り心地の面でも、プロ以上のブレーキ操作を実現するe-Pedalの制御のおかげでクルマよいのしにくいドライブを提供。とくに初心者にありがちな停止間際の「カックンブレーキ」が皆無になることは大きいです。

電動化、マルチソースが進む日産車

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日産では100%モーター駆動化が進んでおり、100%EVのリーフについで今売れに売れているシリーズハイブリッドのe-Powerや水素・燃料電池車やバイオフューエルなども控えています。これに共通するのがバッテリーとモーター制御。

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特にEVとe-Powerではどこで発電するのかが大きく違うだけで、自動車としての走りはかなり近い、というか部品が相当数共通化されています。EVはでかいバッテリー、e-Powerは小さなバッテリー容量のかわりに発電機としてのエンジンが載っている、という図式。

なので乗り味は相当近いんです。

ペット試乗の前に安全対策

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ではこのモータードライブを実際にペットに味わっていただきましょう。というところですが、乳幼児にベビーシートやチャイルドシートがあるように、ペットはペットとしての乗り方があります。

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いくら法制化されてはないとはいえ、人間同様シートベルトがあった方がいざ事故のときに安全です。ということで専用のハーネスを装着し、シートベルトでやんわり固定するのがベスト。

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シートを汚さないために専用のペットマットとシート下に落ちて骨折捻挫などしないように穴を埋めるためのクッションも装備です。また犬は怖いことがあると狭くて暗い空間に潜り込む性質があるので、シート下の空間に入り込まないための防止策にもなるとのこと。

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今回使用したリッチェルのベストハーネスは背中にシートベルトが通せる大き目の輪がついており、自動車にのせたらシートベルトをこの輪に通して固定するだけの簡単便利。

メッシュ状になっており通気性もよさそうです。普通のリードと共存できるので、お出かけの時にはこれを着せておくと便利ですね。

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今回は使用しませんでしたが、ケージを使うのもアリです。このリッチェルの3WAYケージは折り畳みが可能で使わないときは、畳んでおくこともできます。

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今回、リッチェルさんが日産ブロガー試乗会に協力し、色々なグッズを展示。説明をしていただけました。

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こちらのケージは少し大きめ、ぐるぐる回れるように円形に近い形状です。

犬も高齢化すると徘徊癖がでてきて、同じところをグルグルと回りだすのだそう。そんなときにでもこのケージならぶつかることなくグルグルできます。

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そしてどのケージにも共通してついているのが水飲み用のスリット。サイズなど共通化されており、高さ調整も可能。気が利いていますね。


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その他おでかけに最適なグッズ色々。

EVリーフ試乗

さて実際に試乗にでかけてみましょう。まずはEVリーフから。
その模様は動画でどうぞ。

静かで揺れないためか、すっかりお休みモードです。快適すぎてかなワン!

セレナe-Power試乗

続いてはミニバンのセレナ e-Power。室内空間が広く、窓の位置も低いので眺めがいいようで、最初は興味津々で回りをみていたようですね。

ピュアEVのリーフと比べて、発電が必要なときにエンジンが唸るのが聞こえてきたり、多少の振動を感じるのがやはりまだ「ガソリンエンジンを積んでいる」と感じる瞬間。

とはいえゆっくり走る場合にEVモードで走行することも可能で、早朝の市街地などエンジン音で気を遣うことなく発進することもできます。

で結局、犬は寝てしまいましたね。やはり快適だったようです。

まとめ

なかなか人間では感づかないような騒音や振動、におい。そういった悪条件も電動化技術の発達でさらに快適、しかもドライビングは爽快になっていく未来を垣間見れました。

まさかペット視点で試乗するとは思いませんでしたが、犬なみの鋭い嗅覚をもってさらに試乗技術をアップさせていきたいですね。

今回はお招きありがとうございました。



この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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