普段乗れてなかったアレに乗ってみたら発見があった #日産ブロガー試乗会 (6) 子育て世代へデイズ・ルークス
2018.08.15日産の代表車種から好きな5車種を選んで乗ってOKな日産ブロガー試乗会。
最初は軽自動車デイズ、2番目はベーシックカーのマーチ、3番目はセダンのシルフィ、4番目は高級セダンのフーガHYBRID、そして最後のトリはフェアレディZ。
そして泣きのもう1回、もう1車種に乗れることになったので最後に再び軽自動車、トールワゴンのデイズ・ルークスに乗ることにしました。
最上級グレードのハイウェイスター Gターボ、価格は約177万円(税込)です。え、そんなにするの!?
日産:デイズ ルークス [ DAYZ ROOX ] 軽自動車 | 価格・スペック
これはもう別の乗り物
なぜデイズ・ルークスにしたかというと、デイズ、マーチと並んで女性向けとなっているけど、実際どう棲み分けているのか、そしてどういう違いがあるのか体感したかったから。
マーケティング担当者によると、マーチは主に20代の独身女性、そして結婚後子どもが生まれた子育て世代の30代女性がデイズルークス、子育てがひと段落して一人で動き回るアラフォー女性からデイズが支持を集めているとのこと。
実際にデイズルークスに乗ってみると、デイズとはまったく別物。
確かにコンポーネントは色々と共通化されているのでしょうが、ハコが違うし、着座位置も違う、見える景色も違うとまったく印象が異なります。これは購入検討では比較対象にならないんじゃないかと思うほど。
とはいえ乗り出してみたときの乗り味はほぼ一緒。加速感もエンジン、ミッションが同じだけあって同じような感覚。
ところがコーナーにさしかかるとその重心の高さ、特に大きく重い屋根が高いところにあるためにその振り出しによる慣性を感じます。ロールを抑制したいがためにサスペンションは比較的しっかりしているのですが、その結果よりクルマは前へ前へと慣性でもっていかれる、つまり曲がらないアンダーステアが強めです。
なので同じ感覚でコーナーに入っていくと、おっとっと、という感じになり、なるほどこれがトールワゴンのハンドリング特性なんだなと理解。
40km/から100km/hまでの加速は約12.9秒、デイズより若干遅いと順当です。
100k/hでの巡航は可能ですがまったく余力はなく、これはちょっとした坂道で速度低下、渋滞を引き起こす原因になるのも納得です。左側の走行車線をオートクルーズでも使ってのんびりと走るのがよいでしょう。騒音もハコが大きく共鳴しているためかかなり大き目な印象です。
チャイルドシートだ、ベビーカーだ、おしめだ、ティッシュだ、なんだかんだと装備が増えがちな乳幼児時代はそんな乗り物も必要でしょうけど、「自動車」として考えると本来の自動車からは離れてしまった感じです。
広く、高い屋根のおかげで見える景色としては電車の運転席に近いです。なので曲がらないこととあいまって、ドライビングを楽しむ感覚は皆無、どこかにゆっくりとのせていってもらう、より電車に近い乗り物になってました。
子供がおおきくなったらトールワゴンは卒業して、普通サイズのデイズになったら、かなり軽快に感じますねきっと。
【動画】40km/h-100km/h加速比較
【動画】NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)比較
次回は同乗試乗、まだ続きます。
(つづく)