普段乗れてなかったアレに乗ってみたら発見があった #日産ブロガー試乗会 (1) 軽自動車デイズ
2018.08.05前からやってほしかった、比較試乗会。というのも最近の車ってどれもそこそこ良く出来ていて、試乗したとしても
「ああ、いいですね」
以外の感想が出にくく、重箱の隅をつつくようなことになりがちなんです。でも乗り比べたら違いがくっきりはっきり分かりやすいので、それやってくれないかなあと前々からお願いしていたのでした。
実際には準備も関係各所の調整も大変でそんなことは普通は実現しないのですが、そのまさかが遂に実現。日産の代表車種18台一挙乗り比べOKというのは前代未聞のイベント。
最新車種からデビュー10年を迎える車種、EV、マイクロカーまで様々で、そこから5車種を自由に選んで乗っていいんですって。
リーフ
デイズ
デイズルークス
マーチ
キューブ
ノートe-POWER
ジューク
エクストレイル
セレナe-POWER
エルグランド
シルフィ
ティアナ
スカイライン
フーガ
シーマ
フェアレディZ
GT-R
Nissan New Mobility Concept(NNMC)
どうしよう、どれを乗ったらいいかな、悩む〜
そこで考えました。とりあえず乗ったことある車種は外すこと。つまり今回乗るのは全て「初めて」の体験のもの。普段乗るほどではないよな、とか乗りたいと強く思ってない車種にあえて乗ることにしました。
その最初の1台は?
一番バッター:デイズ
一番バッターとして選んだのは最小排気量、軽自動車の中でもトールワゴンではないベーシックな軽自動車デイズ。理由はターゲットユーザーではなく乗ったことがない、乗る機会がなかったから。
ターゲットユーザーではないのは、日産デイズに限ったことではなく軽自動車全般にいえること。でも世の中で売れているのは軽自動車で特に地方の女性ユーザーの日常の足としてなくてはならない必需品。今回のこの機会がなかったら、自分の生活の中でまず乗る機会はない、ということからおっさんですが意を決してトライしてみました。
デイズのグレードは ハイウェイスターGターボ、ミッションはCVT。価格は約152万円(税込)。
さて乗ってみた感想は?
意外と高級
乗り込んでみるとスマートキーが装備されておりエンジンONはボタンで。
ステアリングは本革仕様、スポークにオーディオコントロール、オートクルーズボタンがついており、シンプルなデザインながらも高級感があります。握りの部分が少し太くなっており、見た目がスポーティかつ握りやすくなっていました。
センターコンソールはスマホライクなタッチパネル、ピアノ調フィニッシュもありこれも高級感があります。
さらには寒い冬には助かるシートヒーターや、ついトンネルで点灯、消灯し忘れがちな方に便利なオートライト付き。
アイドリングストップ機能もあり快適装備から機能装備まで充実しています。
試乗した感想
走り出しの最初の印象、意外と普通に走れるし、そこそこ曲がれる、全然ふつー。まったくもって問題ない感じ。
CVTは特有のギアレシオ変更で、アクセルを踏み込んでエンジン回転数が高まるとブーンという音が聞こえてくるが、アクセルオフにすると一気に1500回転以下まで落ちて静かになるし、燃費にも寄与しているもよう。
アクセル全開で約40km/hから約100km/h加速するまで約12.7秒。回転数は最初4500回転、その後徐々に6000回転まで上がって加速を継続、そしてようやく100km/hに到達します。
ただその間エンジンパワーは感じられず、最初NAかと思ったほど。その理由としてターボラグがないことと、CVTの変速で加速感にパンチがないこと、エンジン音はうなり気味だったから。
100km/hに到達してからの巡航も特に問題なくこなせそうで、加速が遅い以外は特に気にならず総合すると、普通に乗れるクルマ。これはこれで十分だよなあという気にさせられる出来栄えでした。普段乗りの足として使うなら、別にこれで十分じゃない?
まずはこれを基準として次の車との比較していきたいと思います。
【動画】40km/h-100km/h加速比較
【動画】NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)比較
さて2番バッターは何に?
(つづく)