#トリシティ でリターンライダー(4)奥多摩周遊道路プチツーリング
2014.10.01思えば遠くへきたもんだ。
ということで、いいお天気に誘われ、気付くと奥多摩周遊道路まで来てしまいました。
コース
仙川を出発し、東八道路をいったものの渋滞したので途中で市道へ。リターンということもあり、すり抜けなし、制限速度厳守なので渋滞するとそのまま渋滞にハマってしまって大変なのです。なのでなるべく信号がなく、クルマ通りの少ないルートを選択して都内脱出です。
府中から日野バイパス、あきる野へ出て一休み。
安定を生み出すフロント2輪の動き
青い空と心地いい風。ここまで約2時間弱、都内に引き返すのもなんなのでここから五日市街道へ。檜原街道を使い奥多摩周遊道路へといってしまいました。
125ccスクーターのよさ
125ccスクーターの良さはまずその法定速度。一般の自動車と同じ60km/hなので、普通に交通の流れにのって走ることができます。日野バイパス、八王子バイパス、新滝山街道では一般車の流れが相当速いですが、制限速度を守って安全運転。50ccの原付と違い 125ccなので加速力もそこそこあり、軽自動車と同じくらいの加速感です。
このペースで走っていれば例え交通安全週間であったとしても、警察に呼び止められることはまずないでしょう。ただしフロント2輪で物珍しいのでよく見られますが。
前二輪のよさ
ワインディングに入るとさらに前二輪の良さが出てきます。
ワインディングは右に左にとコーナーだらけ。ここを軽やかに車体を倒しながら回頭するのですが、その動きが俊敏&軽快。そして重量配分のよさとフロント2輪のおかげで手応え感があり、安心してコーナリングできるんです。ですから普通に走る自動車と同じくらいのペースで流して行けます。
高燃費
燃費のよさもツーリングには重要。山道で悪化すると思われたものの、約42km/Lとなりかなりの高燃費。お財布に優しいです。
かなり楽
スクーターなので当然なのですが、ふかふかのシートに、オートマ(無段階変速)。ギアチェンジは不要でツーリングではアクセルを一定にたもっているだけ。長時間の移動だったのにも関わらず、疲労度は非常に少なく、帰宅しても「は~疲れた~」にはならず、普通に生活ができました。これは体力の乏しいリターンライダーにとって、非常に助かります。
舗装路といっても山間部は舗装が継ぎ接ぎだらけだったりと、路面が悪いところもおおいです。そんなところでもあまり神経質にならずに突っ込んでいけるのは4輪同様。これも疲労度の少ない理由のひとつかと。
走り方のコツ
安心感のあるコーナリングですが、ちょっと気になったのが切れ込み方。車体が重いためか、結構倒れこみが速いんですよね。街中から気になってはいたのですが、ワインディングをはしってようやくコツがつかめてきました。
これは私の運転の癖のせいで、どうも曲がる時にハンドルを切る癖があるからみたいです。バイクなので車体を倒せば十分曲がるわけで、そこにさらにハンドルを切るとより内側に曲がろう、倒れようとしてしまいます。
そのためむしろハンドルは切らない、切れそうになったら反対側の腕で押し返すくらいの力の入れ具合にして、あとはアクセルで車体の傾きをコントロールすると安定し、好感触でした。
気をつけるポイント:アクセル
奥多摩周遊道路への道は、当然なのですが長い長い上り坂。125ccといえどもやはり150kgオーバーの車体を押し上げるのは結構大変。アクセル一定だとじょじょに速度が低下してしまい、後ろのクルマに迷惑をかけてしまうこともあるので、多少アクセルを開け気味にして速度を保つようにするといいです。
また無理をせず「お先にどうぞ」と道を譲ってしまうのもポイント。特に排気量の大きいバイク、普通自動車であればペースは断然速いので
「どうぞ、どうぞ」
と手やウィンカーで合図すれば、さっと抜いてもらえます。
抜いてもらえれば、こちらはこちらのペースで一人旅できて気楽。
気をつけるポイント:ブレーキ
主に下りですが、やはり重い車体ときついコーナーのため、カーブの前では十分減速するのが安全運転のポイント。
色々試したのですが、どうもフロントブレーキ(右レバー)で強い制動を、コンビブレーキ(左レバー)で微妙なブレーキ制御をするとよさそうでした。コーナー中ブレーキをかけたいときは左レバーにて。基本はスローインです。
ツーリングはトリシティ向き
街中の移動も楽しいのですが、こうやって遠くに来るのも楽しかったです。安定しているし、無理に飛ばさずともマッタリ走るのが似合うし、疲労度も少ないしと予想以上に楽しめました。
特に事前にしこんだBTハンズフリーヘッドセットのおかげで音楽も楽しめたので、渋滞も長いツーリングも気が紛れました。
唯一奥多摩が寒く、気温が14度と風を受けると結構凍えました。これはレインコートを羽織ることでなんとかクリア。やはりもう季節は秋です。