「月刊ミニヨン技術」創刊にみる、電子書籍時代の新しい雑誌の形態
2013.06.04All Aboutさんで「月刊ミニヨン技術」をご紹介頂きました。ありがとうございます!
電子書籍時代の新しい雑誌の形態 [電子書籍] All About今回、ミニ四駆に特化したニッチな電子雑誌の発刊は、雑誌の新しい方向性を示したと考えられます。今までの紙の雑誌であれば、一定の部数が無いと印刷ロットとの兼ね合いや製本ロットとの兼ね合い等があり、採算ベースにのせる企画が必要でした。そのため、部数の見込めない雑誌は発刊出来ないという流れでした。
今回、Kindleで電子雑誌として発刊した『ミニヨン技術』はミニ四駆の雑誌というニッチな市場に電子雑誌という形態である程度収益が見込める形で参入して来ました。
日本において電子書籍元年と呼ばれる今年。従来の書籍を電子化したものが数多くでていますがこれらはいわゆる、焼き直し版。
一方電子書籍のオリジナルコンテンツとして電子出版されるものは従来の「紙媒体出版」の枠組みを超え、様々なチャレンジや試行錯誤が可能です。
この「月刊ミニヨン技術」もそのチャレンジ、試行錯誤のうちの一つ。
そもそも「ミニ四駆」というとても狭い、ニッチマーケットであり部数が見込めないこと。
そして「月刊」という定期発行物にしたこと。ムック(単発)であればまだしも、この編集体制を毎月継続するというのはこれまた色々な面で大変です。
ビジネスが成り立つかどうか、という命題については現時点で答えはありません。ただ一ついえるのは「やってみなければ、分からない」ということです。
そしてこのチャレンジは従来のような大手出版社だけでなく、個人や異業種であっても参入可能なほど障壁は低いのです。
ですから表現をしたい、周知したい、情報発信したいというコト、モノがある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。上記の本はよくまとまっています。