八王子から近い! 中央サーキット藤野でレンタルカート体験
2011.08.31夏といえばカート!
実家の近くの御立岬には立派なロングコースのカート場がありますが、マシンは「ゴーカート」。やっぱり本格的カートに乗ってみたいよなあ、ということで探してみましたら、あるじゃないですか藤野に。大垂水峠をこえてすぐいけば着いちゃう交通至便なところで、なんで今まで気づかなかったんだろう。
ということでやってきました、中央サーキット藤野。
受付は左手にあるトレーラーハウス。レンタルカートはいくつか種類がありますが、最初に乗れるのは
・パタパタ(ゴーカートタイプ)
・オプティマ(レーシングタイプ)
の2種類。オプティマで規定タイムをクリアするとステップアップし、上位機種のアルファカート、MAXカートに乗れるという仕組みです。
運転には長袖長ズボン、ヘルメット・グローブが必須です。足元は運動靴、サンダルは不可。私はヘルメット・グローブを持ち込んで結構「やる気」で望みました。
ここのオプティマはとてもよくできていて、
・シートスライド調整機構
・ペダルスライド調整機構
などいろいろな体格、スキルの人がのるレンタルカートならではの装備がありました。シートは一番前、ペダルも一番前で調整完了です。
タイムもAMBの計測器で測ってあとでプリントアウトしてもらえます。このタイプはサーキット走行会でとてもなじみがあります。
準備はOK、マシンをステップアップするための規定タイム44秒台を目標としてコースイン!
・・・
む、むずかしい!!
カートの速度自体はそんなに高くないのですが、コースがテクニカル。ストレートからしびれる1-2コーナーのあとのタイトなS字、通称「ワコーズコーナー」の進入ラインが難しいです。いきなりインの廃タイヤにひっかけてタイヤにたまっていた水をぶちまけてしまいました。
ちょうどブレーキング・ターンインポイントにあたるところがウェットになってしまい、次の周からはこの水にすくわれてとまらない、曲がらない。まさに自業自得です。
自分なりにラインをつめていったのですが、結局47秒フラットがせいぜい。こりゃ到底規定タイムをクリアできない!
ってことで早速係員さんにタイムアップのコツを聞くことに。ポイントは2つ、
・ワコーズコーナー(水をぶちまけたところ)
・最終コーナー手前のシケイン
明確にラインはココ、というのではなく、いかにスピードを乗せていけるかというのが肝だそう。ラインはアウトからでもインからでもいいので、あとはクルマの動きを感じてスピードを殺さずにいくかが大事らしいです。
カートでのブレーキはクルマと同じで、速度を落とすためのブレーキと、前荷重にするためのブレーキがあるとのことでフロントタイヤの舵の効きをよくするためにブレーキをかけることも。うーむ、奥が深い。
係員さんのアドバイスを胸に、再びコースインです。
いきなり46秒台からスタート、これはいける!
と思ったら最終コーナー手前のシケインでスピン。ブレーキ踏みすぎでした。
その後もコンマ秒づつつめて、最終的には46秒06。憧れの44秒台には1秒ちょっとというところで終了。ううー、こんなものか?
と思いつつカートから立ち上がり、係員の人と話していたら、あれ、あれ、目の前がだんだん暗く。さらに耳まで遠くなってきて、まるで水の中で泳いでいるみた~い、なんて。
そうです、これは明らかに「血圧が下がっている」証拠。いわゆる立ちくらみ、眩暈、倒れる寸前です。あわてて話を切り上げ、椅子に座ると汗がぶわっと出てきます。すぐさま子供に
「水だ、水かってきて!」
ゲータレードをごくごく。危うく熱中症で倒れるところでした。1回5分、7周の走行なのですがまだ真夏。それに若くないということですね、無理は禁物です。
タイムスケジュールはレンタルカートの時間と「74Daijiro」というポケバイの時間とに別れています。74Daijiroに乗るのは5,4,3年生の小学生たち。20分の時間枠をずっと走行しっぱなし、いやほんと若いっていいですね。
▼74Daijiro.net|ポケバイ ポケットバイクレース情報 スーパーミニバイク74DaijiroとDaijiro Cup情報
74Daijiro.net|74Daijiroについて『74Daijiro』は、「子供たちのためにオリジナルのバイクを作りたい」という大治郎の夢を実現するために、父親である加藤隆氏が中心となって、子供たちがより安全に楽しくレースをはじめられるようにと開発されたマシンです。
現在、『74Daijiro』『GP CUCCIOLO』『17☆Norick』の3タイプを販売していま
74Daijiroは番号と名前からもわかるように、若くして事故でなくなったMotoGPライダー「加藤大治郎」さんから来ています。
ポケバイから育っていったライダーとして、いまも後進の育成に励んでいるんですね。
ちょっと子供にポケバイやらせたくなりました、というよりも自分で乗りたくなりましたね。下手だからまたコケちゃうんだろうなあ。
ということでコケる心配のないカートをがんばりたいと思います。次回こそは1秒以上縮めて、規定タイムをクリア、ステップアップを目指します。